[ドラマ]スマイル 最終回

ビト(松本潤)が死刑判決を受け入れると決心してしまい、本人だけ心の安寧を得たことになるのかもしれませんが、周りの人間がそれを受け入れることができるわけではありません。ドラマのスタートから刑務所内で安息の日々を送っていたように見えたビトが、じつは見た目だけの安息の日々で、本当は死刑の執行命令を待つ日々だったという展開にはドラマのいやらしさを感じてしまいます。それだけに執行命令が出てから残されたわずか1日でビトの命を救うことになる展開は、出来すぎかもしれませんが仕方のないものでしょうね。さすがにビトの死刑を執行した後で冤罪が判明するという、後味の悪さを選択するような勇気は制作者側にはなかったようですが、そこまで視聴者をいじめなくてもいいのでこれでよかったように思います。