Negiccoニューシングル12月2日リリースに向けての提言。補足分その2。

先週のオリコンシングルトップテンの結果を見てみると、HR「希望の蕾」が1万3千枚で5位。LinQ「ウェッサイ!!ガッサイ!!」が1万2千枚で6位という結果。HRは前回も初週に1万1千枚を売り上げて6位を記録していたので、今回の成績も不思議ではありませんが、LinQの順位を上回ったことにNegiccoの新譜リリースについてのヒントを見出すことができそうです。
LinQは前回から順位は2つ上がったものの、売上は1万3千枚の大幅減で、同じ福岡を中心に活動するHRの後塵を拝することとなりました(第1位のHKT48も福岡ですがこちらは別格)。前作からわずか50日程度のリリースにファンが対応しきれなかったとか、レギュラー盤が1300円と高価だったこともあるかもしれませんが、ミュージックカードを使わずに一般流通2種類のみでの勝負だったことと、リリースイベント会場でCDの枯渇が見られたことが大きかったのではないでしょうか。
一方のHRは一般流通3種類の他、リリースイベント会場のみでミュージックカード(36種ランダム)を販売。リリースイベントは発売の前週からスタートと、ブースターをかましています。HRオタの方がBLOG「希望の蕾」オリコン5位! 誰が買ったんだ? その人は劇場に来てくれるのか? | 君が好きで勝因分析をされていますが、『前作「エボリューションだ」のときのメンバーさんのチェキ営業は影を潜め、無理に大量買いをメンバーが薦めることもなく、ほしい人がほしいだけ買ってのこの順位』と書いているように、ほしい人がほしいだけ買えばミュージックカードは見事にブースターとして機能するようです。
もちろん、HRの36種ランダムと比べれば、Negiccoの4種ではブースターと呼べるかどうかわかりませんが、『定期公演に行けば、LinQHRの動員力の差は露骨に違います。常時100人以上は集めることのできるLinQと、50人集めるのもやっとのHR。』の書き込みを見れば、ミュージックカードの購入するファンとしての母数は圧倒的にNegiccoの方が多いように思われます。ネギオタのおじさんたちは余裕を持ってミュージックカード等を購入すれば良いでしょう。それよりも新規のファンの財布にも優しい程度のブースターであることがNegiccoらしさです。
ファンの負担を軽くするためにも、リリースイベントの広範囲多会場での開催が大切です。それでも遠征する強オタさんたちの負担は、旅費を含めてかなり肥大化しそうですが、これは仕方ありません。それが彼らの生きがいになっているのですから。T-Palette Records側が心掛けなければならないのは、リリースイベント会場でCDの枯渇を起こさないことと、特典のチェキ撮影会や握手会での緩やかな対応です。Negiccoのリリースイベントの美徳でもある流しのない(あるいは非常に緩やかな流し)特典会がNegiccoの印象をさらにアップさせ、次作へ向けてのファンの獲得にもつながっていくのです。そのため、遠征組のネギオタさん達は特典会では列の一番後方に並ぶなどの協力が必要でしょう(それくらいはネギオタさん達には当然でしょうが)。
もうひとつHRオタの方が誇っていたのがネットの配信力でした。『アプリをダウンロードしたり、メンバー登録をしなくても、インターネットの環境さえあれば気軽に見られるUstreamでの配信です。去年から、ほとんどの劇場公演はリアルタイム、または録画で見ることができます。』『更にリリイベ期間中はあまり配信はありませんでしたが、基本的に毎週火・木・金曜日は30分の番組もやってます。こちらも録画も見られます。』。どんなにリリースイベントを充実させても、そこでNegiccoの音に触れることが出来る方は限られます。地元局を除けばテレビ・ラジオともに露出する機会の少ないNegiccoだからこそ、全国津々浦々の方にNegiccoの音に触れる機会を多く持ってもらうことが、ファンの母数を増やすことにつながると思うのですがいかがでしょうか。
その他にもNegiccoのオフィシャルサイトの情報更新の頻度や見易さの工夫など、出来ることはまだまだ色々とあるかと思いますので、これからも思いつき次第に提案していくつもりです。