NegiccoとRYUTistについて その2

Negiccoは本日、新潟で行われた音楽フェス「音楽と髭達」に出演。郷ひろみ委員会バンドとの間でパフォーマンス。RYUTist横浜アリーナで開催された@JAM EXPO 2015に出演。どちらも彼女たちに初めて触れる観客にアピールすることができたようです。今回のアルバムによって地元の新潟以外のアイドルファンにも発見された感のあるRYUTist。アイドルフィールド以外にも活動範囲を拡げつつあるNegiccoとともに、RYUTistもまたその活動範囲を広げていきそうです。
今回は活動範囲を拡大しつつあるふた組の運営に注目してみたいと思います。NegiccoはレーベルこそT-Palette Recordsという全国規模の発売網を持つインディーズの雄に所属していますが、事務所はEHクリエイターズ(Negi-Pro)という僅か社員5名(そのうちの3名はおそらくNegicco本人)であるため、業界における影響力はほとんどないものの、熊倉社長兼マネージャーはT-Palette Recordsの協力のもとで、Negiccoの楽曲にいわゆる渋谷系と呼ばれるプロデューサーを次々(西寺郷太小西康陽矢野博康田島貴男)に登用し、本来のプロデューサーであるconnieの作品とともに、Negiccoの楽曲派としての評価を高めることに成功しました。もちろん曲だけでなく、対バン相手のブッキングについても独自のキャスティングを行い、アイドルは全くこだわらず、ブッキングによってNegiccoのモチベーションや能力の向上につながる相手のキャスティングを心掛けているように思えます。結果としてそこからさらに人の輪が繋がっていくのが素晴らしい。そこにはデビュー12周年を迎えてまもなくメンバー全員が20代後半を迎えることになるNegicco。その将来の活動を見据えた方向付けを行っている運営の思惑があるように思えてなりません。私はNegiccoをアイドルのみの視点では見ていません。素敵な歌声を3声のハーモニーで聴かせてくれる女性ダンスヴォーカルユニットとして捉えていますので、将来、彼女たちが結婚し、子供を生んだとしても活動を持続して、その歌声を聴かせて欲しいと願っています。その意味で現在の運営サイドの方向付けは素晴らしいと考えています。まあ。運営の手が足りないために物販などでは常に手不足で、反省しなければならないことが繰り返されているのは残念なことですが。
一方でRYUTistは柳都アーティストファームが運営に当たっていますが、こちらも地元の芸能プロダクション。ただ、EHクリエイターズ(Negi-Pro)と違って所属アーティストがRYUTistのみではなく、横山実郁hina-hina(ひなひな)も所属しています。とはいえやはり規模的には弱小事務所であることには変わりがありません。その分運営はいろいろな工夫を見せてくれます。デビュー以降はほかに参加するイベントがない限り、基本的に毎週ホームライブを行い、その映像を配信するとともにアーカイブとして提供。年に一度の夏休み企画、今年は「30Hりゅーすとりーむ」の実施と配信など。地元を基本とした地に足のついた活動を行いながら、地元以外のファンにも配信により、彼女たちの活動に触れることが容易にできるよう配慮がなされていました。そしてライブではオリジナル曲とともに多くのカヴァー曲に挑戦し、様々なタイプの楽曲を歌うことにより実力を熟成させてきました。そしてついにこの夏、満を持してファーストアルバムを発表し、東京等でのイベントにも出席するようになっていくものと思われます。本当に大切に育ててくれたものと感心してしまいます。
RYUTistは2011年5月に行われた「アイドルユニットオーディション」で選ばれたメンバーによって結成。応募者はわずかに17名。Negiccoアップルリトルパフォーマーズの中でのオーディションということですから、こちらも10〜数10人規模の応募者から選ばれたメンバーということになります。最近で言うとNGT48の応募総数5850名に見られるメジャーレーベルのオーディションとは、ふた桁も違う規模のオーディションから選出されたメンバーとは思えないパフォーマンスレベルの高さは、各運営(Negiccoは当時の運営と現在は違いますが)の目(耳)の確かさと、ぶれない育成方針によるものであると言えるでしょう。まあ、色々と細かな問題はあるかもしれませんが、どちらも現在の運営と歩み続ける限り私としては安心して見守っていくことができそうです。

※登場する人名は敬称を略させていただいていますのでご了承ください。
 
※いかにも在宅ヲタの書くような文章になってしまっています。現場にろくに顔も打さすに好きな事を書いてと思われる方には申し訳ありません。そんな方には無視していただければ幸いです。今後もネタが見つかれば続きを書かせていただきたいと思いますので、納得いかれる方だけにご覧いただければと思います。
 
※それから訂正があります。RYUTistの現場は未経験ではなく、2012年10月28日に新潟の今はなくなってしまったThe PLANETの「アイドル☆グラフティーvol.1 」でNegiccohy4_4yh9nineとともに体験していました。当日は泊まり勤務明けの体調不良で、途中で意識が飛んでしまうような状況だったため、現在では記憶が曖昧になってしまっていたようです。(昨日の記事は一部修正させていただきます)改めて出来るだけ近いうちに成長したRYUTistの現場は体験してみたいと思っています。