NegiccoとRYUTistについて

私は基本的にNegicco単推しなのですが、RYUTistのアルバムがあまりにもいい出来だったので、Negiccoを絡めてRYUTistを紹介していきたいと思います。
RYUTist HOME LIVE
デビュー4周年の年に発表されたRYUTist初のアルバムのタイトルは「RYUTist HOME LIVE」。ネギ界隈の人々にも評判が良いということで、タワレコオンラインで購入して視聴してみました。私にとってのRYUTistの一番ポジティブなイメージは、一昨年のTIFでのSMILE GARDENでのパフォーマンスです。「Beat Goes On〜約束の場所〜」には圧倒されました。あれから二年が過ぎましたが、その間、彼女たちの地元に居住しているにも関わらずNegicco単推しの私は一度も彼女たちの現場へ足を運ぶことはなくRYUTistの現場は未経験ではなく、2012年10月28日に新潟の今はなくなってしまったThe PLANETの「アイドル☆グラフティーvol.1 」でNegiccohy4_4yh9nineとともに体験していました。当日は泊まり勤務明けの体調不良で、途中で意識が飛んでしまうような状況だったため、現在では記憶が曖昧になってしまっていたようです)、初のアルバムの音に身をさらしたのでした。12曲中10曲が初収録曲。残りの2曲もヴォーカルを再収録し直したもので、彼女たちの特徴の一つでもあるカバー曲は収録されず、すべてがオリジナル曲で構成されています。簡単に感想を言えば極上のポップスアルバムで、とてもローカルアイドルのデビューアルバムとは思えません。Negiccoの初アルバムである「Negicco 2003-2012 BEST」が発売された時と同様の興奮を覚えました。私の大好きな。「Beat Goes On〜約束の場所〜」はもちろんのこと、「太陽のシルエット」「神話」「ハックルベリー」と良曲の連続で、車の中でのヘビーローテーションにも楽々耐える内容でした。今年発売されたNegiccoのアルバム「Rice & Snow」と同様に、アイドルという枠にとらわれることなく、普通に高水準のポップスアルバムとして評価されるのが当然のレベルの作品として出来上がっていました。
Negicco 2003~2012 -BEST-Rice&Snow
新潟という地方都市を中心として活動するふた組のローカルアイドルが、期せずして今年のポップスアルバムを代表するかのような作品を続けて発表したわけですが、メジャーレーベルの担当者はこの事実をある意味恥として感じなければならないでしょう。ここまでの作品をインディーズのアイドルに発表されてしまったという事実を前にして、自分たちは何をしていたんだと反省すべきなのかもしれません。アイドルだのアーティストだのというラベルに拘っていたのでは、より良い作品を市場に提供していくというメジャーレーベルとしての役目を果たすことはできないのではないでしょうか。新潟のふた組のアイドルユニットは、意識せずにそれができているのが素晴らしい。
さて、NegiccoRYUTistというアイドルユニットそのものについて少し触れてみようと思います。Negiccoはもともとはアップルリトルパフォーマーズという芸能スクールのメンバーの中からオーディションで選出された4人で2003年に活動を開始し、その後メンバーが一人減ったものの、オリジナルメンバーの3人で現在まで活動を持続しています。アップルリトルパフォーマーズは当時アップルアートカレッジという音楽系の専門学校の一部門として活動していました。一方でRYUTistは柳都アーティストファームに所属していますが、この組織は国際音楽エンタテイメント専門学校の独立部門と考えても良い組織で、さらに国際音楽エンタテイメント専門学校はアップルアートカレッジが発展改称した学校ですので、実はNegiccoRYUTistは年齢の離れた姉妹アイドルといってもおかしくはないのです。そして、どちらも闘わないアイドルという点で似ています。NegiccoはT-Palette Recordsに所属後はあえて戦ったり選ばれたりするようなアイドルイベントは避ける(オリコンランキングは意識せざるを得ないようです)ようになっていますし、RYUTistに至ってはオリコンランキングも含めて戦うという意識すら存在しないように思えます。本当に清々しさを感じさせられるアイドルユニットです。一度は現場に参戦しなければと思っています。
中途半端ですので、後日続きを書こうと思っています。