NEGi FES 2017@北方文化博物館 野外大ステージ(10/7・8)レポートその2

会場到着時に既にスカートのリハーサルが始まっていたのですが、想像していた以上に会場の音の抜けが良く、非常に良い音でのリハーサルが進められていました。リハーサルの合間になるのでしょうか、キーボードの方が繰り返しYMOの「中国女」を演奏していたのが印象的。それにすぐ隣が博物館であることを忘れてしまいそうな爆音にはびっくりさせられました。
スカートさんのメンバーがリハーサルを終えて一旦はけると、11時半を待ってNegiccoが登場。「こんにちネギネギ!」といつもの挨拶をしますが、Nao☆ちゃんのみ前日の体調不良が完治していないようで、見事なセクシー・ハスキー・ボイス。歌の方は大丈夫なのかと心配なレベル。というわけでなのか、前説の中心はかえぽでした。この後もMCの都度繰り返すことになるグルメ屋台とグッズ販売の紹介が中心。ライブの間の時間の過ごし方中心になることですから大切なことですね。
 
・1組目はスカートさん

NEGi FES最多出場(3回中2回)のスカートさんは先日のかえぽ生誕祭と同じメンバー。1曲目は演奏メンバーのシマダボーイさん(Perc)のアルバムに収録されている「GLAMOROUS LIFE」でライブのスタートです。いきなり最初からかえぽとのコラボということで会場は大いに盛り上がりました。その後は体格に似合わずシャイでやや高音のボーカルで、次々に乗りの良い良曲を披露してくれましたが、「いい曲をやろうとしたら暗い曲ばかりになってしまった」そうで、明るい曲はどんなに軽妙な感じなんだろうと興味が沸いてしまいました。そして最後の曲は再びかえぽが登場してスカートさん提供の「あの娘が暮らす街(まであとどれくらい?)」。しっとりと聴き入らせてもらいました。いい曲です。
スカートさんはコラボはかえぽだけとでしたが、最初のライブアクトとして参加者の気持ちを十二分に温めてくれました。
スカートさん終了後は昼食タイム。フードコーナーで愛心(Aisin)さんの麻婆麺。気になってはいましたがお店へ行けてなかったので、ここで食べられたのはラッキー。私好みの辛みと餡具合でした。これが600円で提供されているのですから良心的です。最近流行りのラーメンフェスなんかだと800円は取られますからね。基本的にNEGi FESのフードコーナーの料金は良心的で、こんなところにもNegiccoのおもてなし心が反映されているような感じがしました。椅子のところに戻る前にウーロン茶とポッポ焼きを購入。ポッポ焼きを口に運びながらライブの始まるのを待ちました。
 
・2組目は中島愛さん。

バンドを従えての出演ということで、リハーサルの段階から良い音がビンビン響いてきたので期待感がいや増しました。中島愛さんを直に見るのは初めてですが、声優の方によく見られるようなカワイイ系ではなく、落ち着きがある綺麗系の美人さん。でありながらバンドを従えての歌声は、パワフルでバンドの爆音に全く負けることのないパワフルなヴォーカル。歌詞がはっきりと聴き取れる歌唱が、予習をしていかなかった私には大変ありがたいことでした。さらにアニメのイベントでないにもかかわらず、10月に発売されるという新曲をここでライブ初披露。アニメ「ネト充のススメ」のオープニング曲となる「サタデー・ナイト・クエスチョン」で、フジファブリックのメンバーによる楽曲提供だそうです。Negiccoとのコラボステージは最後の曲。この曲しかないでしょうという「星間飛行」。Nao☆ちゃんはまめぐの横で完コピの振りを披露してそのファンぶりをアピール。顔の方は感極まったようでぐちゃぐちゃでしたが、決めポーズのキラッ☆ももちろん披露してくれました。Nao☆ちゃんがまめぐの大ファンであるのと同様に、まめぐもNegiccoの大ファンで、その相思相愛っぷりが微笑ましく感じられました。
コラボ後のMCで、「Negiccoで特に好きな曲は?」とぽんちゃにふられて、あり過ぎて難しいと言いながら、「ルートセヴンの記憶」、「あなたとPop With You !」、「ニュートリノ・ラヴ」、「おやすみ」、「RELISH」の5曲を挙げるという、まさにガチのネギオタでした。
まめぐさん終了のインターバルには豚串を食べてから博物館の施設の方にお邪魔してトイレを借用。こちらの方が広くて快適なので、以後のトイレ使用は全て博物館側を利用させていただきました。その後は施設を一回り(博物館は以前に訪れたことがあるので簡単に)しましたが、そのままでは失礼なので売店で安田ヨーグルトのソフトクリームを購入して会場に戻りました。帰り道に気が付いたことですが、次の出演者のORIGINAL LOVEさんのリハーサルの音があまり耳に入ってきませんでした。ライブの爆音がフェスとは関係ない博物館訪問者にどんな印象を与えるのだろうという不安もあったのですが、これなら心配なさそうです。
 
・3組目はORIGINAL LOVEさん。

田島貴男さんはいつものようにNegicco愛溢れるテンション貴男でした。ライブでは2曲目に自身がNegiccoに提供した「サンシャイン日本海」をセルフカバー。自ら「1, 2, サンシャイン!」と参加者のコールを促しています。その力強くも繊細さを感じさせてくれるヴォーカルはいつ聴いても素晴らしく、とにかく乗りの良さが最高です。Negiccoとのコラボ曲は2曲。「こんにちタジタジ!」と登場したNegiccoに応じて、田島さんが「こんにちコグコグ!」(ギターが小暮さん)。最初は自身のソロツアーで歌ったことがあるという「Falling Stars」のジャズバージョン。Negiccoが様々なタイプのゲストとコラボすることによって生まれる新しいバージョンを楽しむことが出来て幸せ。続いては当日のバンドメンバーがレコーディング時とほぼ一緒ということで「光のシュプール」を披露。生演奏によって一段とパワフルさを実感できるコラボでした。Negiccoがはけてからは名曲「接吻」など4曲で参加者をうならせるパフォーマンスを披露し終了。
ライブ後のNegiccoとのMCで、前日の古町どんどんを私的に訪れ、NEGi FES前夜祭でNegiccoマネージャーの熊倉さんのバンドを聴かれたそうで、「かなり良かった」と。更にはツイッターでも「NEGIFES独特の温もりは、やはりNegiccoが発していて、そこに奇跡的に集まった彼女達を取り巻く音楽好きのスタッフ達が作り出していて。僕たちを迎え入れ楽しんでくれる温かいお客さんとか、新潟の美味しいフードとか。こういう場がいつまでもあって欲しいと思った日。皆さんありがとう!」と呟かれていたように、まさにNegiccoが素敵な音楽とアーティストのハブになっているのを感じました。
 
・トリはNEGi FESの主催者Negicco
リハーサルを楽しむためにインターバルの移動はなし。おかげでリハーサルで大好きな「マジックみたいなミュージック」を聴くことが出来ました。ライブで披露される頻度の少ない曲なのでラッキー。フル尺ではありませんでしたが、贅沢は言わないでおきましょう。
お土産紹介のMCの後で一旦はけて、「Make up Prelude」に乗って改めて3人が登場し本番です。サポートにはネギホーンズの3人が入っており、充実した音が期待されます。
セットリストは以下の通り。

1.トリプル!WONDERLAND
2. RELISH
3. ルートセヴンの記憶
4. サンシャイン日本海
5. 私をネギーに連れてって
6. 自由に
7. 圧倒的なスタイル
8. ねぇバーティア
9. 愛は光

案の定、生のフルート入りで「ルートセヴンの記憶」を歌ってくれました。そして「愛は光」。ようやく生で聴くことが出来ました。感動もひとしおです。また「私をネギーに連れてって」を披露してくれた上で、MCで「今年も苗場の『ネギーに連れてって』あったらいいですね。あくまで願望です」なんて言ってくれるものですから、オジサン期待しちゃいましたが、その場での発表はなし。2日目に期待を持ち越すことに。
前夜祭の不参加などで心配され、フェスのオープニングで本人が「セクシー・ハスキー・ボイス」と自嘲していたNao☆ちゃんの喉はやはり本調子ではありませんでしたが、それぞれの曲の歌い出しこそ不安定だったものの、声を伸ばしていく場面ではかなり立て直して聴かせてくれたのはさすがでした。恒例の「圧倒的なスタイル」でのラインダンスは、片足になるとバランスを崩して転倒してしまうので、残念ながら遠慮させていただきました。そのための後方スペースでの折りたたみ椅子利用でもあったわけです。ちょうど夕暮れ時で、ステージのライトもファンタジックな様相を呈してくる時間帯のパフォーマンスを後方から眺めさせていただくと、ファンと一体となった空間が素晴らしかったです。
Negiccoのライブ終了後は当日の出演者全員がステージに呼び込まれて、それぞれが感想を一言披露。最後は全員で手をつないでファンに「ありがとうございました」と感謝して本祭の終了となりました。
椅子を置いたのが通路のすぐ脇だったので、会場を出るのも簡単でシャトルバスの待機列に並んだもののすぐに乗車(確か3台目っでした)。新津駅からはそれほど待つこともなく、信越線に乗って最寄り駅の越後石山駅まで帰ってきました。いったん帰宅後、夕食は近くのラーメン屋さんで済まて戻りましたが、すぐに寝落ち(もちろんこの間に要介護の母親の世話をしたり、入浴したりはしています)、深夜に目を覚ますと、当日のBLOGを更新(レポートではなく毎日更新している「NegiccoRYUTist・NGT48関連ブログ等情報」)して翌日に備えて再びベッドに入ると、フェス初日の幸せな余韻を噛み締めながら眠りに落ちました。