NEGi FES 2017@北方文化博物館 野外大ステージ(10/7・8)レポートその3

NEGi FES 2017の二日目は後昼祭。出だしから躓いてしまう。母親を迎えに来るはずの施設の車が、道路事情で30分以上遅れたため、最寄り駅から乗るはずの列車が当初の予定から2本後の列車に。新津駅に到着すると雨の降った跡がありましたが、既に空は晴天に戻っていました。幸いシャトルバスにはスムーズに乗ることが出来て約20分後には会場入り。到着時にはすでにCHAIさんのリハーサルは終了してしまっていましたが、これは今思うと残念なことでした。二日目の椅子のポジションは、通路沿いからさらに後ろに下がって、最高峰の建物の外廊下に設置されている飲み物の自動販売機脇の木製机の前に位置しました。この場所は地上より一段上がっており、ステージがとてもよく見えます。北方文化博物館の野外大ステージは非常に高さがあって見やすいのですが、初日にポジショニングした場所からは、前方のスタンディングエリアの人々が立ち上がると、Negiccoさんの顔だけしか見えなくなってしまいます。それに対して二日目のポジションからは、全身を確認することが出来て、ダンスでの足の動きまでチェック出来ました。初日に暑い思いをした経験を活かして、二日目の服装は葱色のポロシャツと軽装にしました。そんな感じですっかりリラックスしてライブのスタートを待っている私の前を、当たり前のように普通に横切って、一般客と同じスペースに座るconnieさん一家。そしてそれをわかっていて、家族の団欒を邪魔しないように会釈だけにとどめるネギオタの皆さん。スタート前から素晴らしい雰囲気のNEGiFES会場でした。
 
・1組目はCHAIさん

初日同様にNegiccoのMCからスタート。最初のゲストのCHAIさんは全くの初見。NEGi FESゲストの6組の中で唯一、これまでNegiccoとの関係性がないユニットで4人編成のガールズバンドの外見から想像した以上の、タイトなリズムと爆音にプラスして、爆音と渡り合うしっかりとしたヴォーカル。そしてどの曲でも基本的に歌詞がリフレインされるという不思議な曲構成に見事にはまってしまいました。ここでリハーサルを聞き逃したことを残念に思うことになります。最後の曲でNegiccoとコラボ。ゲストで唯一、持ち歌でのコラボとなりました。繰り返される歌詞のリフレインが不思議な雰囲気でした。
CHAIさんを見つけたというこの気持ちは私だけのものではなく、ライブ後のTLを見ると、多くの方が新しい音を見つけたことを興奮気味に呟いていました。ライブ終了後にさっそく物販に並んでCDを確保させていただきましたが、その場にメンバーが2人おられてサインもしていただきました。その後CDは完売してしまったそうなので、皆さん同じ思いだったのでしょうね。
 
CD購入後は昼食タイム。万代そばのカレーを地元民ではありながら初めて食べました。見た目の黄色さとは違いぴりりっとスパイシーで美味しゅうございました。食後まったりしていると、いでた (みのるん)さんが挨拶に来られました。私の日記で紹介している「ネギッコの思い出」というBLOGを書かれている方です。自分の書いているBLOGを読んでくださっている方とお会いできるのも現場参加する大きな意義ですね。次のライブが始まるまでNegicco談義を楽しませていただきました。
いでた (みのるん)さんのレポートはこちらです。
その44(前編) 2017/10/07 NEGi FES 本祭 @新潟 北方文化博物館 | Negiccoの思い出
その44(後編) 2017/10/08 NEGi FES 後昼祭 @新潟 北方文化博物 | Negiccoの思い出
 
・2組目はHOMECOMINGSさん
Negiccoの最新ベストアルバムに「友達がいない」を楽曲提供していただいています。4人編成のバンドでありながら、女性3人に男性1人という男女バランスが珍しいバンドです。こちらもリズムパートがしっかりしていて演奏そのものが期待できることは、リハーサルの段階でうかがい知ることが出来ましたが、実際のパフォーマンスも期待通り。Negiccoとのコラボはもちろん「友達がいない」を生バンドバージョンで。
ライブ後、NegiccoさんとのMCで「友達がいない」を依頼された時の話。とにかくエモイ曲をというリクエストだったそうです。ついでにこのタイトルにした理由などにも言及していました。
ライブ終了後トイレに行くついでに、博物館の中の茶房で苺の越後姫のジュレをいただきながらひと休み。こんな合間の過ごし方ができるのもNEGiFESの良さでしょう。
 
3組目はTHE MICETEETHネギホーンズで演奏しているトロンボーンまえっちこと前田大輔さんが参加しているという繋がりからのゲスト出演なんでしょうか。スカをメインにした多人数バンドでキャリアの長さを感じさせる安定感のある演奏を聴かせてくれました。Negiccoさんとのコラボは「圧倒的なスタイル」。この曲のスカバンドアレンジバージョンは初ではないでしょうか。当然のことながら参加者はラインダンスを楽しんでいました。ボーカルの方が気さくな方で好印象。その歌い方がまた自由で楽しそうで、こちらまでハッピーな気持ちになれました。
 
・二日間の大トリはもちろんNegicco
Negiccoさんのサウンドチェックとリハーサルで披露された「Good Night ねぎスープ」に早くも満足してしまうと、過ごしやすいので眠くなってしまった私。熊さんの場繋ぎMCで目が覚めました。本人もノリノリで乾杯なども交えて長めのMCをしていると、「長いよ!」とNegiccoさんが登場。お土産紹介のコーナーを経て本番スタートです。
セットリストは以下の通り。

1. ねぇバーディア
2. 愛、かましたいの
3. おやすみ
4. くちびるにメロディ
5. 虹
6. ライフ・イズ・キャンディ・トラベル
7. ときめきのヘッドライナー
8. 恋のシャナナナ
9. さよならMusic

昨日のNao☆ちゃんに加えて、ぽんちゃ(Megu)も喉を傷めてしまっていました。そのため、パフォーマンスそのものの出来はやや残念でしたが、二人のフォローに回るかえぽ(Kaede)の姿。歌い出しは不安定ながらも、声を伸ばし続けるにつれて力強く歌い上げていくNao☆ちゃんのプロ根性。声が満足でなければ、掛け声や参加者を巻き込むパフォーマンスなどで楽しませようと全力で動き回るぽんちゃ三者三様の頑張りがこちらの気持ちを熱くさせてくれるステージでした。
途中のMCで昨日は匂わすに留めていた苗場プリンス「私をネギーに連れてって」の、12月2・3日開催決定の嬉しい告知がありました。できれば参加したいものです。
最後は昨日同様出演者をステージに呼んで、感想を述べていただいた後、全員で手をつないで「ありがとうございました!」と無事NEGi FES 2017の終了となりました。
終了後のシャトルバスへの乗車は二日目もスムーズにいき、新津駅からの列車への連絡も丁度良く、18時前には自宅に帰宅出来ましたが、案の定疲れから寝落ちしてしまいました。次は11/11の新潟県民会館。ホール開催なので椅子席で安心です。地蔵もできずに座っての参加になってしまいますので、ステージは見えそうにありませんが音だけでも十分に楽しめるものと期待しています。