イギリスのAcaciaは実験的ポップバンドとして１９９０年代半ばに活躍しました。彼らの唯一のアルバムから（１９９７年）。シンプルでアコースティックなヴォーカルナンバーです。
ベルギーのギタリストKarim Baggiliの２０１３年のアルバムから。イギリス人ギタリストMark Knopflerの演奏に影響を受けたという彼のギターは、哀愁を帯びて叙情美豊かな演奏を聴かせてくれます。
ノルウェーのHaavardはブラックメタルバンドSatyriconとUlverのデビュー時のギタリストHåvard Jørgensenのソロプロジェクトで、今年の最新シングルは北欧の気温が低く空気の澄み切った湖畔で聴くかのような、物悲しいギターのメロディが心にしみわたります。
ウクライナ出身のEstas Tonneはギター一本、しかもインストだけで観客を魅了する超ド級のストリート・パフォーマーで、現代の吟遊詩人です。再維新シングルの曲もさりげなく超絶技巧で演奏しています。
ブラジルの女性ミュージシャンMAGUIREについてはネット上でもまるで情報がありませんが、とてもモダンでスタイリッシュな曲を聴かせてくれます。ブラジルよりもヨーロッパを想像させるような音ですね。
インドネシアのMonica Hapsariはイラストレーターやスタイリストとしても働いている兼業歌手ですが、緩やかなドライブ感のあるビートが徐々に変化していく印象。そこに彼女のヴォーカルが乗ることで不思議な現地感が出ます。
Stanley Bergはいよいよネット上で情報を収集することができないミュージシャンです。昨年のシングル曲は、ジャケットの骸骨から想像したヘヴィメタル的な音ではなく、おしゃれなインストルメンタルになっています。
