アルビレックス新潟VS川崎フロンターレ

 試合は4−0で新潟の圧勝となり、サポーター的には万歳なのですが、問題もたくさんありました。
一番の問題は、経験の少ない審判が笛を吹きまくって試合を壊してしまったことでしょう。
経験の少なさが、過敏なジャッジに繋がり、イエローカード11枚、レッドカード3枚という後味の悪い試合を演出してしまいました。
また、両チームの選手も審判の意図を理解せず、貰ってはいけないイエローカードを貰いすぎました。
新潟の深沢、ファビーニョ、川崎の渡辺などがそうです。特に渡辺はそれが2枚目のイエローカードとなって退場。試合が壊れるきっかけを作ってしまいました。
新潟のファビーニョもFKを決めたところまでは素晴らしかったのですが、喜びのあまりに看板を飛び越してサポーターにアピール。戻ってきたファビーニョを船越が叱っていましたが遅すぎます。もっと早く誰かが止めに行かなければなりませんでした。
負けた川崎のサポーターとしては、新潟の選手のシミュレーションじゃないかと抗議したい気持ちもわかります(実際、あちこちの掲示板で書き込みを見かけます)が、スカパーで見る限り確実に足を引っ掛けていたり、故意ではありませんが、ゴール前の攻防で止まりきれずにGK野沢の足を踏んでしまっているのが分かります。
更に、悪質なアフターファールも最低2回スカパーの画面で確認できました。いずれも審判が見逃して笛は吹かれませんでしたが、こちらの方が確実にイエローカードに該当するように思われます。
後半終わり近くの一発レッドも、FKによるリスタートを急ぎすぎた川崎の選手がボールと一緒に新潟の選手の足を蹴ってしまっています。
まあこれはイエローカードでもいいのではと思いますが・・・。
とにかく2位3位の直接対決という好カードが、経験不足の審判によって台無しにされてしまったのは残念でした。
おかげで、土曜日の湘南戦を、新潟はマルクスファビーニョ、深沢、安選手抜きで戦わなければならなくなりました。大勝とはいえ痛い勝利になってしまったのです。
一方で、観客をうならせるプレイも見せてもらえました。
それが、3得点を挙げたFKです。
マルクスの2ゴール。ファビーニョの1ゴール。いずれもリプレイを見ると、事前のキャプテン山口によるフォーメーションの細かな指示を見ることができます。
どうやら今週の非公開練習はこのFKのフォーメーションの練習だったのではないでしょうか。
鳥栖戦のFKのミスの多さを早速修正してきた反町監督に脱帽です。
レギュラーを4人欠く土曜の湘南戦ですが、新戦力台頭のチャンスでもあります。試合に抜擢された選手の活躍に期待したいですね。