アルビレックス新潟 4−1 大宮アルディージャ

埼玉スタジアムでのアウェイ大宮戦はアルビにとってはホーム戦のようなもの(大宮サポーターの皆様お許しください)。埼玉スタジアムはJ1のアウェイで最も近い試合会場であるばかりでなく。浦和レッズのホームスタジアムであるため、アルビ対大宮戦では新潟がホーム側のサポーター席となります。更に大宮側のサポーターが少ないために、まるで新潟のホームのような環境を作り出すことが可能なのです。違うのはユニフォームがアウェイ用の白というだけでしょう。実際にJ2時代以来埼玉スタジアムでの試合は圧倒的にアルビの成績が良かったはずです。
さて、今日の試合は前半37分アルビに複雑な経緯から先制点が入ります。左サイドからの鈴木慎吾のFKをファーサイドの菊地が頭で折り返し、エジミウソンがそこに飛び込んだのですが、大宮DFトニーニョの手がバスケットのジャンプボールのように伸びてボールを跳ね返します。こぼれたボールに反応してボレーシュートを叩き込んだのが菊地。アルビ移籍後4戦目にして初ゴールとなりました。このシーン、ハンドでエジミウソンの得点機会を妨げたトニーニョにレッドカードが掲示され一発退場。こぼれたボールにはアドバンテージが適用されて菊地のゴールも認められました。大宮の選手が一人少なくなったまま前半の攻防は1−0で終了します。
後半の9分、鈴木慎吾のクロスをエジミウソンがスルーし、中央のファビーニョが右サイドのアンデルソン・リマに流します。リマのシュートは当たり損ないのような感じでしたが、それが大宮GKのタイミングを外したのか決まってしまい2−0とリードを広げます。
ここでアルビの悪い癖が出てしまいました。攻守ともに消極的になってしまい、一人少ないはずの大宮に攻め込まれる時間が続いてしまいます。そして後半15分、新潟ゴール前でDFに囲まれながらも大宮の森田が見事なポストプレイ。横に出したボールを藤本が走りこんでシュートを決めてしまいます。これで2−1。
その後もしばらくの間は大宮の時間になってしまいましたが、後半39分に上野から右サイドに走りこむエジミウソンへのパスがオフサイドぎりぎりで繋がると、ドリブルから右足を振り抜いて3点目。これが決定打となりました。その3分後にはファビーニョの鮮やかなミドルシュートが決まって駄目押しです。相性のよい埼玉スタジアムでの大宮戦らしい大差での決着となりました。貴重な勝ち点3を確保したアルビは8位へと躍進することが出来ました。