漫画原稿流出事件

今日は昨日の日記に付けられたコメントにレスする形で書いていこうと思います。
コメントを下さった、まやさん、寝ず見さん、どうもありがとうございます。
やっぱり、そういう反応が返ってきますよね、当然だと思います。
私のように、事件の当事者でもなく、周辺でキャンキャン言っている者にとっては、情報はマスコミによる報道(コレが見事に少ないことが問題)や、当事者のHPへの書き込み、2ちゃんねるなどの掲示板の書き込み(ここの情報は玉石混交というだけでなく、紛い物もありますが)、私のような部外者のHPの書き込み、といったものに限定されます。
で、そこから判断すると、あまりにも出版社・編集サイドの事件への関わり・反応が少なすぎるのが腹立たしかったのです。
漫画家と出版社・編集サイドは作品作りにおいて二人三脚であることは間違いありません。それにもかかわらず傍観者であるかのような印象が強く、今回の過激な提案を考えてみたわけです。
もちろん、出版社・編集サイドとの喧嘩は本意ではありません。
まやさんのコメントにもあるように、編集者個人個人としては協力的な方が多くいらっしゃるようでホッとしました。
まあ、編集者が賛同者名として名前を連ねにくいというのは理解できますが、出版社としての意思表示・見解表明は必要なのではないでしょうか。ただ、そちらについてはマスコミに期待すべきなのかもしれません。
しかしながら、原稿の所有権やその扱い方について明確にする必要があると守る会が本気で考えるならば、今は時期尚早(笑、寝ず見さん忠告ありがとうございます)かもしれませんが、いずれきちんとした形ではっきりとさせる必要があると思います。その際には、対象が膨大な数に登ろうが、意思確認や周知徹底の労は惜しむべきではないでしょう。

以前の日記で今回の事件で関わりをもつべきものとして、当事者以外に、出版社・編集サイドと並べて漫画評論家を挙げました。
まやさんのコメントにもあるように、こちらの動きもいまひとつ鈍さを感じます。
現在までに事件に関してコメントを発表しているのは私の知る限り以下の方になります。
夏目房之介
唐沢俊一
米沢嘉博
他にいらっしゃったでしょうか、もし漏れがありましたらお気づきの方はコメント下さい。
わずか3人です。
それも、唐沢氏以外のふたりは漫画原稿は以前は雑誌掲載後にゴミとして扱われていたという内容のコメントをされていますが、いささか今回の事件を語るには不適切で、一般読者の誤解を受けかねない表現であるのが気になります。もっと漫画原稿の大切さについて語ってほしいと思うのはわがままなことでしょうか。
それにしても、漫画評論家のような発言や執筆活動を行っておられた方はもっとたくさんいらっしゃったように思うのですが、どこに雲隠れなさってしまったんでしょうね。
ある意味で最も積極的な言動が期待される存在だと思うのですが。
以前にも書いたと思いますが、今回の事件に意見ももたないような奴等に漫画を語ってもらいたくないという思いで一杯です。