漫画原稿流出事件

 先日紹介したスカパーの「第3回オタク大賞」について、先生方のネガティブな発言・書き込みが散見されますが、当事者にしてみれば当然のことで、お怒りになるのも仕方のないことだと思います。
ただ、第三者としての立場から言わせてもらうならば、今回の事件については事実の周知が最重要の問題なわけで、おちゃらけであろうと昨年の業界を象徴する事件のひとつとして取り上げられたことに意義があるのではないでしょうか。
確かに、唐沢さんの発言は厳しいものがあるかも知れませんが、その発言の前には「まんだらけ」に対する痛切な皮肉とも言える発言が、出席者の中からあったように思います。
もちろん、収録の都合上カットされた部分もあるでしょうし、当日会場に集まった人々も含めて現場にいるような人間には、事件のことは共通認識として存在しているものと思います。
そうでなければ事件についての発言が、あれほどウケルはずもありません。
オタクといわれる人々の間ではすでに事件のことが浸透している証拠としてとらえた方が良いのではないでしょうか。
まんだらけさくら出版が悪いのは当然のこととして、漫画家の方も気を付けなきゃね、という感じで私は受けとったのですが。
ポジティブ・シンキングでいきましょうよ、ねえ、先生方。