「エースをねらえ!」第2話

 恐れていたことが現実になりつつあります。
何かに急かされるかのように急ぎ足のストーリー展開。
それとは正反対の方向を目指すかのように、スローモーションな動きを見せる主人公の岡を筆頭とした選手たち。
タイトルの「エースをねらえ!」にある宗方コーチのセリフ「岡、エースをねらえ」を生かすためには、10巻に及ぶ原作のストーリーを、9話にまとめるという無茶をしなければならないわけで、加速装置を使うかのような粗筋ストーリーの脚本が必要とされる一方で、技術的な向上が望めない主役の上戸彩にゲームメイキングをさせるため、対戦相手が見るも無残な動きでポイントを落とさなければならないという、原作ファンには噴飯物のドラマが出来上がりつつあります。
第2話までに一度も見られることのなかったストロークプレイを次回以降どのように描くのか注目されるところです。