漫画原稿を守る会跡地

開田裕二さんの日記「日々是地底怪獣」9月8日をご覧ください。
http://home.att.ne.jp/green/kaida/hibikore_top.html
本日付の新聞などでも報道されていますが、
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20040908i315.htm
怪獣やアニメロボットのイラストレーターとして有名な開田裕治さんの原画を盗まれ、中野のまんだらけに持ち込まれたとのことです。
日記や記事を読んでもらえば分かりますが、今回は古川社長が古物商としての「誇り」と「矜持」を思い出したのか開田さんに連絡し、

「開田さんの原画を売りたいと持ち込んだ人(以下,A氏とします)がいるのだけど、開田さんは原画を手放したりしないですよね。見本として店で2枚預かっているけど、持ち込んだ人は他にも何枚か持っているようなので、取り敢えず確認して貰えないか。」

となったために、犯人もつかまり盗まれた絵もほとんどが無事に帰ってきたそうです。
ただ開田さんは当初、絵が盗まれたことについては全く気付いておらず、古川社長から連絡がきて持ち込まれた絵を確認し、自分が原画展のプロデュースなどを頼んでいるGoFaに保管を任せていたものであることが分かったようです。
なんか、漫画原稿流出事件と似ていますね。漫画原稿のときも出版社に預けてあった原稿が流出して持ち込まれ、漫画原稿が正規のルートで大量に持ち込まれることがないという認識を持っていたのに、古川社長は漫画家への確認を怠ったために大問題となったわけですが、先日判決の出た渡辺先生の原稿に関する裁判に負けてしまいました。それを教訓にして今回の行動があったのだとすれば、渡辺先生の裁判も、守る会の活動も意義があったのではないでしょうか。
ただ、先日のワンダーフェスティバル当日版権物の限定品を、ディーラー参加の利点を利用して確保のうえ転売するという無法を目にしてしまうと、甘い考えなのかなという気もしますがね。
単に古川社長と開田さんが知り合いだったからということも十分考えられますから。