その7 新潟中央高校漫研

所属したSFファンサークル「NOAH」の会員に新潟中央高校漫研に所属していた女性がいました。その縁で中3の秋に新潟中央高校の文化祭にお邪魔することになるのですが、この高校は女子高で、中3の純な私はお姉さま方で一杯の校舎にドキドキしたものです。
で、漫画研究会の部屋では部員のお姉さま方が描いたイラストや漫画が展示され、教室の机を集めたテーブルではお姉さま方が描いた栞(しおり)などの小物が即売されていました。その際に部長さんがテーブルの上に上がって売り子をしていましたが、その方こそ新潟中央高校漫研の初代部長高橋留美子さんその人だったのです。その当時はもちろんデビューなどしていませんので知る由もなく、直筆の栞を確保するチャンスを逃した上に、永遠のお宝になるはずの漫研会誌「ざ・だいありあ」の創刊号をも手に入れ損なっていたと気付きさえもしなかったのです。
「ざ・だいありあ」は創刊当時は謄写版印刷によるものだったらしく発行部数も極少で、今では新潟中央高校にも1冊しか残されていないという超レアものになってしまいました。私の手元には創刊10周年を迎えた「ざ・だいありあ VOL.14」がありますが、これはすでにオフセット印刷になっており、部数も100部程度は刷られているようですし、後日有名な漫画家になった方の作品が載っているわけでもありません。(ただ、アニメーターになった方はおられるようですが)
まあ、いまから30年近く昔の思い出話でした