sabra002号

磯山さやか川村ゆきえのコラボグラビアですが、愛川ゆず季のグラビアの直前に置いたのは何かの罰ゲームでしょうか。磯山さやかを最も可愛くなく見せる白塗り系の強いメイクをした上で、照明を落とした撮影環境で彼女の良さを引き出すカットなどが撮れるわけがありません。それに引き摺られて川村ゆきえも最近のグラビアでは見られないほどのダメなカットの連続です。妖艶な顔を演出するのと顔色の悪さを強調するのは別物のはずですが、カメラマンの意図がわかりませんし、このグラビアにOKを出さざるを得なかった2人の事務所のダメっぷりばかりが目立つグラビアになってしまいました。
愛川ゆず季のグラビアは特段優れた水準ではありませんが、少なくともカメラマンは彼女の魅力がどこにあるかを知った上で撮影しているように思います。そのため直前の磯山・川村コラボグラビアのダメっぷりのおかげもあり、本来の出来以上に印象のよいグラビアに仕上がりました。事務所が所属タレントの売りをしっかりと押さえていることの大切さを感じます。
原田桜怜は顔の膨張感が少なくなればかなりよい感じになりそうです。はかなげな表情を演出するのも悪くないのですが、そのためにはもう少し細面になるよう努力が必要な気がします。ボディの肉を落とす必要はありません。顔だけもう少し小顔になればバランスが良くなるでしょう。
下村真理についてはいつも「下世話な顔」などと表現して失礼を重ねてきましたが、今回はその感じが少しやわらいだような印象です。どこが変わったというわけではないのですが、わりとラフな感じの髪型のせいでしょうか、いやらしさだけが前面に出てくるような感じがなくなったのは良かったのではないでしょうか。
恒例の付録DVDはアイドル系の映像収録時間が大幅に増えて満足感がたっぷりです。グラビア・メーキング映像では夏川純のものが会話も含めて面白く、10分ほどの映像が収録されている鈴木茜のオリジナルムービー前編は、先日放送されたBSフジの「うごく!アイドルお宝名鑑」の映像よりも魅力たっぷりで、こちらの方がハイビジョンフォーマットであったならばと残念なほどです。また、伊織や福山安奈などA-CLASS東京オートサロン2005イメージガール)の映像も嬉しい。ということで今号のDVDについてはA評価を与えてもいいと思います。