1リットルの涙

沢尻エリカの女優としての成長を頼もしく思いながら見ているのですが、このドラマはテーマ的に非常に辛いものがあります。「脊髄小脳変性症」という病名は私にとって遠い存在ではありません。最も近しい肉親である母親がまさしく「脊髄小脳変性症」という病と闘っているからです。幸い母親の場合は進行が緩やかで、発症が明らかになって既に10年近くになりますが歩行も可能であり、ふらつきや文字を書く際の不自由さという症状はありますが、自立した生活行動ができる状況にあります。これからも症状は進行していくものと思いますが、母親はそれを静かに受け止めているようです。今日も「症状が同じだね」などと言いながら一緒にドラマを見ていました。まもなく70歳を迎えようとする母親ですが、今後も緩やかな症状の進行を願っています。