僕の歩く道 第9話(昨夜放送分)

いつの間にか輝明(草磲剛)が動物園の飼育係になって1年が経っていたんですね。給与の中から貯めた60万円で狙っていたロードバイクを購入しに行くものの、ロードバイクは在庫切れでメーカーからの取り寄せになってしまいます。妹のりな(本仮屋ユイカ)は大学卒業後は「自分の人生」を生きることに決めたようで、知らず知らずに自分の死後の輝明について、りなを頼りにしていた母親の里江(長山藍子)は少なからずショックを受けます。古賀(小日向文世)も自閉症を持つ息子と向き合う決心をし、別れた妻に息子を動物園の一日飼育体験に参加させてくれるよう頼み込みます。息子には父親は死んだと教えていた妻が息子を送り出してくれたのは素敵でした。さりげなく古賀に息子を一日体験に呼ぶよう薦め暖かく見守っていた園長(大杉漣)も、素敵な人間に変わりましたね。都古(香里奈)と河原(葛山信吾)の関係は千晶(MEGUMI)がひと目で気付くほど微妙なものになっていました。心が揺れる都古に会った里江は彼女を食事に招待することにし、それを聞いた輝明は毎日都古が来る日はいつかと確認するほど楽しみ?にしてしまい、見ているものをハラハラさせます。都古との食事でテーブルを囲んでの会話では輝明のあしらい方が実に上手いりなの話し方に感心。数日後、ようやく届いたロードライダーをわざわざ動物園に届けるよう手配するりなの兄への心配りは本当に素晴らしい。毎朝、通勤途中に出会う自転車乗りの亀田(浅野和之)にロードバイクの乗り方を教わった輝明は、新しい道を通って都古のマンションの前にやってきます。輝明から届いたハガキの言葉に心を揺らしてマンションを飛び出した都古の前に姿を現す輝明に、彼女は思わずもたれ掛かって涙してしまいます。やはり彼女の心を一番理解し、心に開いた穴を埋めてくれるのは輝明しかいなかったのです。やはり今後はお互いを求め合うようになっていくのでしょうか。次週予告では輝明がロードレースへ出場しようとしているようで、次々に新しいものとの係わりを持とうとする彼の行動にハラハラドキドキながら期待大といったところです。