私たちの教科書 第3回(昨夜放送分)

いよいよ明日香(志田未来)の死をめぐって珠子(菅野美穂)と学校側の戦いの幕が切って落とされ、間に挟まれる立場となった耕平(伊藤淳史)の悩みは大きくなる。それだけでなく学校での教育のあり方にも疑問を抱くようになっていく。
いじめに代表される問題の存在を認めたくない学校。受験第一で面倒事には受験の得にならないようなことには一切の関心を示そうとしない生徒と親。見事にステレオタイプな設定ですが、現実がそれを超える状況であることも多いのですから、リアリティに欠けているようには見えないのがなにか情けないですね。生徒の小憎らしさ、小賢しさは積み重ねられ、教師は徐々に壊れていく。今、一番病んでいるのが現実の学校の現場かもしれません。