篤姫（宮崎あおい）はたとえ父・斉彬の指示であろうとも盲目的に従うことを良しとはしません。常に自分の目で見たもの、心で感じたことを大切にします。家定の世継ぎの問題でも候補の両者に面会した上で、父たちの支持した慶喜（平岳大）ではなく家茂（松田翔太）を選択しましたし、安政の大獄の主導者である井伊（中村梅雀）とも膝詰めで話し合い、互いに理解の端緒を見つけたかのように思われたのですが、桜田門外の変によりかなわぬこととなってしまいました。幾島（松坂慶子）も大奥を去り、彼女を理解する者が少なくなる中、彼女を母と慕う家茂だけでなく、大奥の内外に理解者を見出していかなければならないようです。次週はいよいよ和宮（堀北真希）が登場しますのでますます画面が華やかになりそうですね。
