元ホストの九十九（木村拓哉）が科学警察研究所の主任研究員に抜擢されるという有りえなさそうな設定。事故で頭を打ったおかげで脳が活性化されたようで、事故から５年後に科警研に赴任することになるのです。九十九のキャラはいつものように木村拓哉に合わされており、木村拓哉がそのままの姿で主役を演じているといってもいいでしょう。海外ドラマの「NUMBERS 〜天才数学者の事件ファイル」と「ＣＳＩ」シリーズ等のいいとこ取りをしたドラマであることは間違いないようですが、科警研のメンバーを含めて警察の人間達がキャラクターとして浮き上がってしまっていたり、あまりギミックに拘ったりすると内容の薄さを露呈してしまう結果になってしまいます。どちらかといえば本家とは違って事件解決のカタルシスを楽しむ内容であるのではないでしょうか。
