法医学捜査班 silent witness

先月末までAXNミステリーチャンネルで放送されていた「法医学捜査班 silent witness」の最終回(20話)を見終わりました。制作されたイギリスではシリーズ12まで続いている人気シリーズだそうで、今回放送されたのはその第4〜6シリーズ分。女性法医学者サム・ライアン教授(アマンダ・バートン)がロンドンを舞台に活躍するエピソードで、基本的に前後編の二部構成になっています。イギリス製作のドラマらしくアクション的な要素は廃絶して、リアルな検死シーンを中心にした愚直にシビアな法医学ドラマとして仕上がっていました。一方で登場人物それぞれの背景もキッチリと描き出し、キャラクターに深みを持たせることにも成功しています。主役のアマンダ・バートンはイギリス国際TV賞にて、本作品で最優秀女優賞を3度受賞し“イギリスで最も好感度の高い女優”と評され、タイムズ紙をして「検死にセクシーさを感じさせることのできる唯一の女性」と言わしめた当たり役! どうしても視聴者に媚びることを忘れられない日本のドラマとは隔絶したドラマでした。放送されなかった他のシーズンについても放送されることに期待したいと思います。