アベンジャーズ

ユナイテッドシネマで3D吹き替え版の本日初回上映分を鑑賞。夏休み期間中であるにもかかわらず子供の姿が少なく、入場者数も30人弱ということは残念。
映画の方はマーベルコミックスの知識や「アイアンマン」等の映画版も見ていないという私でも十分に楽しむことができました。さすがメイドインUSAのヒーローたちだけにアイアンマンを除いては基本的にフィジカルを重視。謎の敵に対しても直接対決においては圧倒的な強さを見せて殴り負けることがありません。ハルクに至っては無類の強さを誇り、敵方の主役であるロキでさえ子供扱いでした。肉体的には普通人であるはずのホークアイとブラック・ウィドウでさえ飛び道具なしでも、フィジカルで敵と十分な戦いを展開できていました。なんせシールドの司令官でさえフィジカル野郎なんですからヒーローたちが強いのは当然です。アベンジャーズの強さだけが目立った映画でしたが、謎の敵が地球人を舐めて掛かってきていたために、指揮系統も伴わない殆んど烏合の衆といってもいいような部隊を送り込んできたからでしょうね。敵方にも反省はあるようですから、続編があれば今度は簡単にいかないのではないでしょうか。
アメコミの実写化、日本のアニメの実写化、そして今回のヒーローを集めた戦隊化と、過去のキャラクターの遺産を有効活用しているアメリカ映画界でしたが、ここまで来てしまうと次はオリジナルのキャラクターを生み出すしかなくなってきます。はたしてそれだけの魅力を持ったヒーローを生み出すことはできるのでしょうか。