新潟のアイドル雑感 その40

昨日付でまなみのりさが事務所との専属契約を円満に解除したとの情報が、本人たちと事務所の双方から流されました。次の所属事務所が決まったとの情報はないので、暫くはフリーで活動していくのかもしれません。まあ、最近は活動を停止していた状態なので、逆に事務所との専属契約が足枷になっていたのかもしれませんので、現状では選択肢として間違ってはいないのかもしれませんが、メジャーとしての再チャレンジ中だっただけに心配ですね。
Negiccoは間もなくデビュー15年目を迎えようといしていますが、最近になって盟友ともいえるベテランアイドルグループが、決してポジティブとは言えない変化を迎えているように思います。かつてはNegiccoとともにロコドル四天王と呼ばれたDorothy Little Happyは、2015年にメンバーが5人から2人に。そして今年7月にはメンバーの白戸佳奈さんの芸能界引退に伴い、現体制での活動終了となることが発表されています。ひめキュンフルーツ缶も現在のメンバーが10月末で全員卒業し、今後オーディションで選抜される新しいメンバーで、ひめキュンフルーツ缶としての活動を続けていくそうですが、はっきり言って全く別のグループになるということでしょう。そして最も大人数のLinQは、現行メンバーでの活動を2017年6月で終了し、メンバーを入れ替えて再出発するということになりました。LinQは大人数グループであるだけに、これまでもメンバーの卒業・新加入を繰り返してきましたが、今回は8人がエンターテインメント集団への移籍、3人が引退というように、過半数がグループを離れることになりました。
もちろんNegiccoも初期メンバーのMikuちゃんの卒業とそ、その後に加入したMisakiちゃんの卒業を経験してるわけですが、現在のファンはメンバーが3人に固定されてからファンになった方がほとんどだと思われますので、メンバーの卒業という悲しみを味わうことなく、Negiccoの音楽を楽しまれていることでしょう。上記のグループに限らず、どこかのアイドルグループのメンバーの卒業情報がほぼ毎日もたらされる現状を考えると、実に幸せなことです。
Dorothy Little Happyavex→UNIVERSAL、ひめキュンフルーツ缶徳間ジャパンコミュニケーションズLinQavex、そしてまなみのりさがフォースミュージックと、それぞれが最新作をメジャーレーベルから発表(フォースミュージックはやや疑問符が付きますが)しており、T-Palette Recordsというインディーズに区分されるレーベルから作品を発表しているNegiccoと比較して、見た目では好条件の立場にあったはずなのですが、現状では逆にNegiccoを除いて厳しい立場に置かれているようで残念です。Negiccoがあくまで地元の新潟をベースにして活動を行っている現状を考えると、作品の発表ペースや活動内容の主導権を所属事務所に与えてくれるという、T-Palette Recordsのレーベルとしてのあり方は、Negiccoに相応しかったのではないでしょうか。もちろん、もっと積極的にアグレッシブな活動を期待するファンの方も多いとは思いますが、結果を求められるあまりに希望しない変革を選択しなくてはならない状況に陥ってしまっては意味がありません。
ただ、今後の活動を考えた場合に、いろいろな工夫が必要であることは確実ですが、それについてはまた別の日に考えてみたいと思います。