sabra 007号

熊田曜子は顔の膨張感はあるものの表情のよさとソフトな発色のカットの仕上がりで、全体的な印象は最近のグラビアではよいものになっています。ただ、一部のカットではアイメイクが強すぎるのが最近の傾向のようで、それについては良好な効果を得ているとは評価しがたいものがあります。セクシーな体型のグラビアアイドルには挑発的なポーズが似合うという思い込みが撮る側にあるのでしたら、彼女の良さはどんなにセクシーな水着に身を包み挑発的なポーズをとろうとも、表情からにじみ出る癒しのオーラが生んでいることに気付いて欲しいものです。
原田桜怜はカットによって出来不出来の振幅が激しいというか、彼女のようなポッチャリ体型の娘を寝転がして上から撮ってはダメでしょう。よほど構図や表情、アングルを工夫しなければマグロのカットに仕上がってしまいます。彼女の柔らかな表情を生かしたカットを多く掲載して欲しいものです。
矢吹春奈は撮る側がシャープさやソリッド感は恐い表情とは別物であることに早く気付いて欲しいもの。せっかくの素材が勿体無いと感じさせられるグラビアが多すぎます。
高木梓は顔立ちが大人っぽくなりました。ココで見せてくれる表情は好きですが、カットが小さすぎるのが残念。活躍の場が狭まっている現状ですが、こうやってグラビアが発表されることだけでもありがたいことです。

付録ＤＶＤではグラビア撮影風景の伊藤瞳がお薦め。撮影現場の楽しさが伝わってくる映像です。海江田純子はグラビアよりも映像の方が魅力が出るようです。他の付録ＤＶＤとは違い力の入ったオリジナルイメージ映像は三訳真奈美の前編。発色や色合いが薄い印象があり肌の質感が乏しくなったのが残念。お部屋訪問の篠崎まゆがはっちゃけた感じで好印象でした。オリジナルイメージ映像とお部屋訪問の映像があるだけでsabraの付録ＤＶＤは他の付録ＤＶＤとはレベルの違うものになっているような気がします。正直お買い得。