週刊ヤングサンデー 27号

森下千里は露出度控えめなグラビア。露出度が減るととやかく言うグラビアファンが多いのですが、要はグラビアの出来に尽きるとは思います。で、今回のグラビアが彼女の魅力を十分に見せているかといえば微妙です。素材を活かしてこそのグラビアなのですから、表情やポージング、衣装のいずれにも神経を行き届かせたグラビアで勝負して欲しいものです。
瀬戸早妃は写真集のプロモグラビア。グラビアクイーンへのステップを徐々に上っている印象の彼女ですが、本格的なブレイクのきっかけとなるグラビアにはまだお目にかかってないというのが正直な感想です。ビジュアル、スタイルバランスのいずれをとっても一級品の彼女ですから、私の琴線を震わせてくれるようなグラビアを是非拝見させていただきたいと願いつづけているのですが。
付録のトレカは瀬戸早妃のトレカのプロモで、発売されるトレカのレギュラーカードが1枚と、オリジナルカード4種類のうち1枚が封入されています。以前にも書いたと記憶があるのですが、ヤングサンデーの付録トレカ戦術は上手くありません。まず4種セットというのがトレカの常識を無視しています。他の雑誌の付録トレカを見ても分かるように、6種や9種といった3の倍数になっています。それはコレクション用のカードファイルが9ポケット形式になっているからです。それから考えるとヤングサンデーの付録トレカはアルバムに整理しにくいセットになっています。それ以上に問題なのは、同じ雑誌を最低4冊購入しなければならないというトレカのセット構成です。オリジナルカードが4種類であっても2枚ずつ封入されていれば最低2冊購入で揃うわけですが、実際は1冊に1枚だけ封入されていることにより、トレカファンは4冊購入することが必須となってしまいます。トレカファンによるヤングサンデーの実売数増加がどれほど見込まれるのかは分かりませんが、3冊も全く中身を必要とされない雑誌が購入されるのは、その雑誌に作品を描いている漫画家の皆さんにも失礼な気がしてなりません(程度の差はあれヤングチャンピオンなども同様ですが)。トレカのプロモだけが目的であればレギュラーカードを2枚封入すればいいと思うのですが・・・。販売戦略としてはオリジナルを封入した方がメリットがあるのでしょうね。
結局、私は1冊購入のみで留めることにしました。カードの出来は悪くないですよ。ヤングサンデーの憎いのはカードの出来がなかなかに良いことにもあるんですよね。ファンの収集欲を十分に刺激する出来です。