戦国自衛隊1549

1000円で見ることのできるメンズデーを利用して見てきました。とにかく勿体無い作品でしたね。
一部の俳優を除く出演者の芋役者振りは想定の範囲内でした。
福井晴敏による脚本・設定は半村良による原作よりも映画としては面白くなる可能性があったと思いますが、それは可能性に留まってしまいました。

ここからはネタバレになります。

陸上自衛隊の実験中隊が実験中の事故から、戦国時代にタイムスリップしたのと入れ替わりに平成の世にやってきた飯沼七兵衛のカルチャーショックと、彼の目から見た平成の世がまったくといってよいほど描かれていなかったことが最大の間違いでしょう。おかげで、その後のストーリーに関しての説得力が全くなくなってしまいました。なだらかに降るだけのジェットコースター映画になってしまったのが残念です。
設定自体は面白いので、NHKが全力を挙げて自衛隊の全面協力の下に大河ドラマとして制作したら面白いと思うのですがね。