辞任解任を繰り返すフロントと抜擢の見事なフロント。

サンフレッチェ広島の小野監督が辞任、セレッソ大阪の小林監督が解任と、そろそろ成績不振のクラブのフロントの動きが活発になってきました。両クラブに関しては監督よりも補強に失敗したフロントが責任を取るべきだと思いますが残念な結果となってしまいました。その点アルビは幸せで、開幕前はJ1経験のない監督なんてと一部のサポーターから実力の程が疑問視されていた鈴木監督が、見事な若手育成の腕を見せつけてくれています。考えてみるとアルビのフロントはスタッフに関しては特にいい仕事をしてくれています。指導者としては無名だった反町さんを監督に抜擢する決断。反町さんの後任という難しい役回りを任せられる人物として鈴木監督を選択した決断。いずれも見事な決断だったように思います。GKコーチのジェルソン、フィジカルコーチのフラビオ(ブラジル最優秀フィジカルコーチの称号を持つ)の獲得も見事でした。さらに今年の新人の活躍を見ていると、スカウト部門も年々強化されてきているようで今後が楽しみです。