わたしたちの教科書 第9回(昨夜放送分)

珠子(菅野美穂)側の大きな不利に傾いた裁判でしたが、本来は被告である学校側の証人として出廷した熊沢(佐藤二朗)が、法廷での証言の際に珠子も知らなかったジョーカーとしての役割を果たし、学校でのいじめの存在を認める証言を行ないます。
ポー様こと山田加寿子(鈴木かすみ)は幾度か自殺衝動を珠子からの電話で救われたことから珠子に心を開くようになり、現在自分に行なわれているいじめの存在を認めます。
ドラマも残り回数が少なくなってきたためか急展開を迎えていますね。一挙に形勢不利となった学校側が次回以降どういった形で巻き返しを図るのか・・・。予告での次週への引きは相変わらず見事です。
それにしても、他のドラマ評でも繰り返し書いてきたことですが、場面が変わるだけで簡単に夜に転換しすぎです。珠子が加寿子のいるビルへ移動するだけなのに、日中から薄暮を通り過ぎてどっぷりと夜間になってしまうのは如何なものかと。場面転換と時間の変化の表現手法が安易に過ぎます。薄暮という短い時間の間に撮影を終えることが難しいのは分かりますが、せっかくの臨場感が失われてしまうような気がするのは私だけでしょうか。