トランスフォーマー

月曜のメンズデーを利用してユナイテッドシネマで観てきました。といっても昨夜の仕事からの帰宅が深夜だったために起床したのが8時58分。映画の初回が9時30分上映でしたので、朝食もとらず洗顔と歯磨きだけ済ませてクルマに飛び乗りました。バイパスは朝のラッシュが完全には終わっておらず、さほどスピードを出すことは出来ませんでしたが辛うじて9時25分にユナイテッドシネマに到着。チケット購入の列に並んでチケットを購入しシートに座ると同時に映画が始まりました。
CG映像とライブ映像のシンクロは実に見事で、トランスフォームの映像などは鳥肌が立つくらいですが、激しい戦闘シーンになるとあまりにリアリティのあるメカ造形が邪魔になって細かな動きを眼で追うことが出来ませんでした。考えてみるとアニメ等でメカ造形を適度に省略して簡略化するのにも映像表現上の意味のあることが理解できます。
話のほうは原作マンガもアニメも見ていないので設定を今ひとつ把握し切れませんでしたが、それは大きな問題とはならず十分に楽しむことが出来ました。トランスフォーマーを見上げて「日本製だ、日本製に違いない」というセリフにはにんまりさせられました。スピルバーグ版「宇宙戦争」での「大阪では3体倒したそうです」もそうですが、セリフに日本に対するオマージュが感じられて嬉しいですね。全編通してのジェットコースタームービーで息つく暇もない派手な映像アクションを楽しむことが出来ますが、オートボット達のコミカルな動きは日本の戦隊ものの雰囲気を感じさせてくれて上手いアクセントになっています。単純に楽しめたという点で「ハリーポッター」の新作よりも私の中での評価は高いものがあります。エンドロールが画面を流れると観客が帰り始めるのですが、それをあざ笑うかのように映像がカットインし、最後のカットインでは仕留められなかったF-22にトランスフォームしたデセプティコンが地球を脱出するシーンが流れ、いかにも続編への布石になっていたのが痛快でした。スクリーンを後にして見損なった観客達にざまあ見ろという感じです。