女帝 第7回

彩香(加藤ローサ)は復讐のため、実の父である民生党の尾上幹事長(伊原剛志)に抱かれてから娘であることを告白しようとするが、民生党の北條(森本レオ)は彼女がホテルの尾上の部屋に入るところを撮影させて、尾上を操るために利用しようとたくらむ。しかしSPがそばにひとりもいない大物政治家というのも不思議ですが、「女帝」の世界では何の不思議も無いのでしょうね。クラブ「佐和」では薫が強引に彩香の客を奪いにかかりますが、やり方がせこ過ぎてトップを狙うものの争い方には見えないところもご愛嬌。どうやら直人(松田翔太)が彩香を育てようとライバルとして送り込んだようですが彼女では役不足でしょう。もちろん学芸会以下の謙一(斉藤祥太)と梨奈(酒井彩名)では将来の総理やファーストレディなどは夢のまた夢(ところが原作とその続編ではそうではないんですよね)でしかありません。尾上の名誉を回復しようと北條を落としいれようとする彩香でしたが、行き当たりばったりの策が通用するはずもなく、直人の助けがなければ危うくというところでした。深夜帯のドラマだったら十分楽しめるないようだと思うのですが、9時台のドラマとしては薄っぺらすぎるのが残念。