SP(エスピー) 第8回

時間は過去に戻ります。井上(岡田准一)の警護訓練の様子を見つめていた尾形(堤真一)はその後、警察学校の異色の訓練生である井上を呼び出し、彼の異常に鋭い勘のことや資料にある両親が巻き添えとなった事件のこと、そしてどうして警察官、さらにSPになりたいと思ったのかを尋ねます。それに対し「私のような境遇の者を新たに生み出さないため」と答える井上でした。
それから約5ヵ月後、井上は警護4係に配属されることとなりますが、初仕事である環境大臣の警護でいきなり彼独自の動きを見せて同僚の石田(神尾佑)、笹本(真木よう子)、山本(松尾諭)を戸惑わせます。
時間は現在に戻り、帰り支度をしながら都知事の拳銃事件や病院占拠事件を例にあげて、山本が冗談半分で井上が来てから大きな事件が続いてるとぼやきます。同じ頃、20年前の事件で刑務所に入っていた山西(平田満)が出所し、井上は偶然にもそれと知らずに山西と公園で遭遇します。そして、20年前の事件の関係者が一同に会しての事件が起ころうとしていました。
警護課の理事官である西島(飯田基祐)が麻田首相(山田圭)の行動予定をテロリストにメールしていましたが、井上は警察学校で尾形とともに面会した際に、既に西島の暗黒面を感じ取っていたようです。今回はクライマックスの前の間奏曲として美味しそうなネタをいくつか提供してくれただけで、お楽しみは次週に持ち越しという感じでしたね。それにしてもBGMが大仰過ぎるのが気になります。映像の作りがテレビドラマというよりも映画を意識したものであるのは確かですが、BGMに関してはちょっと気合いが入りすぎて空回りしてしまったという印象です。