今回は医療過誤訴訟とテーマも重ければ、訴訟内容も新人弁護士には難しすぎるもの。自信持ちすぎの医師のキャラクター設定も露骨過ぎですが、医療知識がなく証拠保全要求の書類ですら不備を指摘される灯（上戸彩）もいつもの通りです。今回は杉崎（北村一輝）が最初から係わっているのですが、相変わらず灯に対しては言葉足らずで困った上司です。それでも一緒に闘う姿勢を見せてくれているのは大きな進歩でしょうね。灯の瞳ウルウルはこのドラマのトレードマークのようなものになりつつあります。医療過誤訴訟という大きなテーマを今回の１回だけで消化するのは無理があったようです。医療ミスを認めた若手医師の言葉の方に共感を覚えてしまうほど、医療過誤訴訟とは単純に医師に黒白をつけるものではないのですよね。なかなか難しい問題であると思います。
