CHANGE 第10回

最終回でもないのに謎の15分延長。啓太(木村拓哉)が総理であることを煙たがり、彼を蹴落とそうとする神林(寺尾聡)の底の浅さが目に付き過ぎる演出は残念。朝倉総理を演出した超一流なはずの政治家が二流の策を弄さなければならないのは、単なる脚本・演出の拙さなのか、啓太の行動に危険性と実力を感じた神林の焦りを描きたかったのかはわかりませんが、彼の性急過ぎる動きは政治を動かすのに必要な緻密さに欠けていたように思います。若さと正直が売りものの朝倉啓太ではないのですから。結局時間延長の理由は最後までわからず仕舞いでした。