あんどーなつ 第2回(月曜夜放送分)

ほおずき市が迫る浅草でしたが、満月堂では随分昔にほおずきのお菓子を作ることをやめていました。そんな時あるお客から余命幾ばくもない父親に満月堂のほおずきを食べさせてあげたいという話を聞いた奈津(貫地谷しほり)は、親方に内緒でほおずきを作ってしまいます。もちろん親方は激怒するわけですが当然ですよね。見習いの奈津が作ったとしてもそれが外に出てしまえば満月堂のお菓子ということになるわけですから。彼女にはまだ暖簾を背負うという意味が分かっていないというか、それよりも死に瀕した父親に対する娘の想いというものは、同じく父を失ってしまった彼女には何物にも代えられないものだったのでしょう。親方は奈津の代わりにほおずきを作ってくれましたが、それを届けたら奈津の仕事は終わりだと宣告します。もちろん親方は奈津を許してくれるのですが、菓子職人の誇り、暖簾の重さを激することなく静かなる口調で言い聞かせる親方の暖かい目に見守られて、奈津は菓子職人の見習としてとても幸せな修行の時を過ごせそうです。予告を見ると原作マンガでは重要な役を担う茶道の家元(実は奈津の祖母)は登場するようですが、もう一人の重要人物であるご隠居さん(実は奈津の祖父)の登場はなさそうで残念です。もしこのドラマが好評でシリーズ化されるようであれば、登場の可能性も出てくるのかもしれませんね。