[ドラマ]ハンチョウ〜神南署安積班〜 第7回(月曜夜放送分)

菊乃(佐々木すみ江)が意識不明となった車いす暴走事故の原因である家政婦・はつ子役に泉ピン子を当てることで、視聴者をミスリードしようという思惑が明白。はつ子にとってまずい状況証拠や証言が重ねられることで、余計彼女が免罪であることが展開として予想されてしまうのは如何なものかと。もちろん安積班のことですから、そこに疑問を持っていろいろと調べることになるのですが、その中で介護医療変革の欠点でもあるリハビリの期間限定という問題が浮かび上がります。自立を強いられる障害を持った高齢者と、自立を支援しようと厳しく愛を持って接する家政婦。おそらくは現実に多く存在するであろう2人の姿を描いていて悲しいものがあります。菊乃の自殺が未遂で終わるだけでなく無事意識を取り戻してくれたことに救われました。やはりこの時間枠にはどっぷりと浸れる人情話が相応しいですね。