追跡!真相ファイル「夢見る少女が狙われる」

テーマは小中学生をモデルとして使った過激な水着DVD、いわゆる着エロDVDを問題視する内容。テーマの設定は間違ってはいないのですが、冒頭にTIFの映像を使用していたように、グラビア系と歌唱系のアイドルをごっちゃにして扱ってしまったのは如何なものかと思います。アイドル戦国時代と称されて盛り上がっているのはグラビア系のアイドルではなく歌唱系のアイドルであって、ジャンルが全く違うということへの配慮が全くなかったのは残念でした。さらに問題なのは使用した映像に映っていたアイドルユニットに対して、映像の使用許可を取るどころか、使用するとの連絡すらなかったようです。もちろんアイドルユニットのメンバーによっては水着姿のグラビア活動をしている者もいるわけですが、その活動は健全な画像を使用したグラビアにとどまっています。若年層を使用した着エロの問題視することは当然ですし、それをテーマとして番組を作るのも方向性として間違ってはいませんが、素材の扱い方を間違ってしまったというか、着エロにばかり注目してしまったおかげで、アイドルそのものに対する勉強不足が目立ち、誤解を招きかけない映像を作ってしまったということなのでしょう。
小中学生の着エロDVDを問題視するのであれば、それらの映像とは全く関係のない活動を行っているアイドルの映像を連絡も許可もなく使用するのは、着エロDVDを制作する側と同じように、少女たちを傷つける可能性があるということに気付いていないのは残念でした。
まあ、着エロDVDの感想をアップするような人間が言うべき意見でもないような気もしますが、さすがに今回の番組での無神経な映像使用は問題にすべきだと思います。