ベガルタ仙台 0−1 アルビレックス新潟

残り2戦2勝するしかないアルビがアウェイで立ち向かうのは、現在2位で優勝を争っているベガルタ。個人技で勝る仙台に対してチーム一丸となった守備と攻撃を繰り返すと、前半17分に右サイドを抜け出した三門からのマイナスのパスを受けた金珍洙のゴールでアルビが先制。その後はやや仙台に押し込まれ気味なもののなんとか耐えてリードを保ったまま前半終了。この時点で残留争いのライバルであるガンバはFC東京相手に1−1でハーフタイムを迎えていました。
後半スタートから仙台が押し込む時間が続き、アルビは防戦一方という展開でしたが、CKの後のFKの速いリスタートからの大チャンスが巡ってきたものの、ゴールを決めることが出来ませんでした。アルビはアラン・ミネイロに代えて藤田を投入。さらにブルーノ・ロペスが負傷して交代かと思われましたが、頭に包帯を巻いてピッチに復帰。そしてミシェウのファウルで、アルビ陣地ペナルティエリア直前からのフリーキックを与えてしまいましたが、ここではなんとか難を逃れることができました。ここでミシェウに変わって矢野が入ります。この時点でガンバが逆転。その後、危ない場面を何度か切り抜けたアルビが、相手のミスからブルーノ・ロペスが抜け出してシュートしますが、なんとポストに嫌われてしまいます。さらにはカウンターでブルーノ・ロペスから藤田へ渡ってのシュートも仙台GKの好セーブに止められてしまいます。そして再びカウンター攻撃を加えたブルーノ・ロペスがペナルティ・エリアで倒されますがPKはなし。副審が旗を揚げていたのですが、主審は認めませんでした。これに対する抗議でアルビの柳下監督が退席処分となります。この時点でFC東京がガンバに追いついていました。90分を過ぎて表示されたロスタイムはなんと6分。ロスタイムを3分半過ぎたところでアルビは本間に代えて大井を投入。遂に逃げ切りに成功しました。仙台とともに優勝争いをしていた広島がセレッソ相手に4−1で勝利しリーグ戦初優勝を決めました。また、ガンバは結局FC東京と引き分けに終わり、アルビは残留に望みをつなぎ、この後行われる大宮、神戸の試合結果を待つことになりました。
※大宮と神戸の試合終了後書き足します。
大宮が勝ち、神戸が負けたので最終節の残留争いはアルビ、ガンバ、神戸、セレッソの4チームの争い。アルビとしてはガンバと神戸が対象になります。残留の条件はアルビが勝利し、ガンバと神戸が負けるか引き分け場合ということで、徳俵に残っている感じ。アルビが勝ちさえすれば、両チームが引き分けでもいいというところが救いのような気がします。