Negicco次なる飛躍へ向けて。(提案編その3「リリースイベント等」)

提案編の3回目はリリースイベント等について。
リリースイベントについては過去に何度も取り上げてきていますので、要点だけまとめておきましょう。
・現場で商品を切らすことがないように、CDの数の用意はしっかりして欲しい。
過去のリリースイベントでも再三繰り返された失敗ですが、前回のリリース時にもCDを切らしてしまう会場がありました。最も販売の量が重要とされるタイミングと場所において、在庫切れを起こしてしまうことは最悪の対応です。今回こそはそんなことのないようにお願いします。
・イベントの回数がまだまだ少ないし、インストアイベントに拘ることなく会場選びを行って欲しい。
開催日時と会場を上手くセッティングすれば、もっとイベントの回数を増やせるはずです。また、フリーの客にNegiccoの歌の良さを知らせ、新規客を開拓するためにはインストアイベントだけでは足りません。オープンな会場でのイベントで、Negiccoを知らないという客の足を止めさせて、耳を傾けさせる必要があります。それができるという自信を持たなければ次への飛躍は望めません。
 
続いてはリリース週を中心としたイベント店舗以外でのCD取り扱いの充実について。
・蔦屋書店でも新譜が置かれていない店舗があった問題について。
T-Paletteレーベルはあくまでもインディーズレーベルであり、その流通経路に限界があるのは理解できますが、Negiccoの地元である新潟県内の蔦屋書店でさえ新譜の取り扱いが確認されない店舗が存在するという事実は大きな問題です。蔦屋書店といえば長岡市でのリリースイベントの会場を提供してくださる販売店であるにも関わらずです。
これからの飛躍を考えた場合に、NegiccoのCDを手に取ってもらわなければならない層は、実はリリースイベントに集まってくれるコアな層ではなく、とりあえず自分が足を伸ばしやすい店でNegiccoの新譜を手にしてみようと考える層です。この層の方々にとって、Negiccoの新譜を購入してくださるタイミングは、Negiccoの新譜を頭に浮かべた状態で店舗を訪れたその瞬間しかありません。そのタイミングを逃してしまえば、その人に対するNegiccoの新譜の販売機会は終了です。次はありません。リリースイベントでCDが売り切れてしまっていても予約してくれたり、ネットを検索して通販を利用して下さる方々とは全く異なるのです。
飛躍を目指す販売側が最も逃してはならないのがこの層であることをしっかりと頭に入れて商品の流通計画を立てることが必要でしょう。MC(ミュージックカード)がオリコンに反映されることのなくなった次の新譜で、前回の2万越えの売り上げを可能であれば上回ることが至上命令でしょう。だから初回限定盤のうち一枚を1曲のみ入りにして税込500円に設定したのでしょう。ならば、それをMC並に売るという努力をしなければなりません。
ちなみに余談ですが、私の自宅の最寄りの蔦屋書店では「Rice & Snow」が10枚入荷して、リリース週に5枚、その後販売1ヶ月目までに4枚が売れ、現在最後の1枚がいつ売り切れるか観察中です。この店舗も「サンシャイン日本海」発売の際に10枚入荷するまでは、新譜が出ても1枚置かれるか、1枚も置かれないかのどちらかでした。NegiccoのCDは品物があれば売れるのです。T-Paletteレーベルが新譜の販売に当たって考えなければならないのは、販売機会を損失する状況を作り上げることではなく、販売機会の創出であると心得て、NegiccoのCDの流通に全力を挙げていただきたいと思います。