今週のRelease Radarのプレイリスト、アイドル枠は今週ありませんでした。先週に引き続き紹介されたのは、トランスアトランティック (Transatlantic)の新譜。今回も２ＣＤ盤のExtended Versionより。
さらにアメリカの天才マルチ・プレイヤー ロバート・ベリー (Robert Berry)の新作から。
リキッド・テンション・エクスペリメント (Liquid Tension Experiment)は最新シングルから。テクニックと曲がうまく融合して心地よい。
イギリスの女性ソプラノ、グレース・デビッドソン（Grace Davidson）がイギリスで俳優として活躍し、ミュージシャンでもあるThomas Howesと共演した最新アルバムから。艶やかな声がセクシー極まりない。
ドイツのポストロックバンド、Long Distance Callingの最新ミニアルバムから。長尺のインスト曲を演奏することが多い彼らにとっては割と普通の長さの曲。意外にスタイリッシュ。
ノルウェイのサイケ/ジャズ/プログレ・トリオ、Hedvig Mollestad Trioの最新シングル。ギターのリフが力強くメタル調。いかにも北欧的なジャズとメタルの融合といったイメージの曲。
今秋のお薦め曲は、気に入ったのとそうでないのと差が激しく。気になった曲のピックアップはなし。
続いてDiscover Weeklyの今週のプレイリストの方は、既知のバンドは少なく新鮮な音との出会いがいくつかありました。
今週のお気に入りはまずクラナド(Clannad）の２０１３年のアルバムから。一時期はエンヤも所属した、彼女の兄弟たちを中心にしたケルト音楽グループ。緩やかな川の流れのようなコーラスワークが特徴です。
ゲイリー・ムーア（Gary Moore）は元々ハードロック出身でしたが、その後はフュージョンやブルース寄りの曲も軸とするように。この曲は１９８９年のアルバムからで、彼の容貌に似合わぬ美しいギターの旋律を披露しています。（失礼）
ポーランドのヘヴィ・プログレバンド、インデュクティ（Indukt）の１０分を越える大曲。曲の構成力が高く、トランペットと女性ヴァイオリニストのプレイが切れまくっています。２００９年の２ｎdアルバムから。
スウェーデンのプログレッシブ・メタル・バンド、OpethのMikael Åkerfeldtとイギリスのプログレッシブロック・バンド、Porcupine TreeのSteven Wilsonによるプロジェクト、Storm Corrosionの２０１２年のファーストアルバムから。アコギによる旋律とややけだるげなヴォーカルが印象的。これも１０分越え。
元ピンク・フロイドのロジャー・ウォーターズ（Roger Waters）の１９９２年のソロ作品から。社会的・政治的な色合いが濃く、ゲストにジェフ・ベックが招かれたことでも知られる。
その他にピックアップしたい曲は以下の通りです。
