今週国内盤の紹介はありません。海外盤のみでした。
イギリスのカリスマ的バンドKing Crimsonは、最初の解散後の1975年に発表された北米ツアーのライブアルバムの再発盤からの2曲目は、15分近くの大曲で激しいインナープレイの応酬を聴くことができます。
そのKing CrimsonのリーダーでギタリストのRobert Frippとアンビエントミュージックの第一人者として知られるBrian Enoとのコラボで行ったライブ(1975年のパリ)音源から。
イギリスのベテランプログレッシブロックバンドのRenaissanceの再発された1981年の10枚目のアルバムから3曲目は、以前の曲調から当時の流行りの曲調へ移行しようとしての戸惑いが見られますが、歌姫Annie Haslamの歌声だけは時代に関係なく響き渡ります。
イギリスの中堅プログレッシブロックバンドの雄Big Big Trainのミニアルバムから。聞き覚えのあるフレーズから始まるこの曲は、インストルメンタル曲ですので、先日亡くなったDavid Longdonのヴォーカルが聴けないのは残念です。
Knight Areaはオランダ出身の新世代メロディック・シンフォバンドで、最新シングルもこれぞメロディック・シンフォといった王道を行く演奏で、好きなものにはたまらないでしょう。
ドイツのインストルメンタルポストロックバンドCollapse Under The Empireはデュオで、最新シングルはシンセをメインにした演奏で組曲の一部ということになりそうです。
イタリアの技巧派ベーシスト兼作曲家Alberto RigoniとアメリカのDream Theaterのキーボード奏者Jordan Rudessの最新コラボシングルから。ベースとキーボードの静かなバトルが展開されています。
ポーランドのRiversideのリーダーMariusz Dudaの最新(今年2枚目)アルバムから3曲目。ピアノのアンビエント的フレーズが、その強弱の表現も加わって印象的でした。
ノルウェーのプログレッシブ・ロックバンドAirbagの最新アルバム、オスロでのアンプラグドライブから4曲目。物悲しいギターの旋律と、悲しさを押し殺したようなヴォーカルの相性が最高です。
アメリカで2019年デビューの新しいプログレッシブロックバンドであるSunset Missionの最新シングルから。フォークの影響も感じられるギターの演奏と甘い男性ヴォーカルが映える曲です。
メリカのMaladyの曲はドキュメンタリー、映画、CMに多く使用されているようですが、最新アルバム収録のこの曲はジャジーでアーバンな香りのする落ち着いたサウンドになっています。
オーストラリアのDead Can Danceの最新アルバム、イタリアはミラノでの2005年のライブ盤から4曲目。詠唱的なヴォーカルが映画「地獄の黙示録」のテーマのような雰囲気を持って迫ってきます。