Negicco 20th Anniversary Live ~MY LIFE is Negicco~ @新潟県民会館(7/23)

Negicco-llection 2003-2023

コロナ渦を挟み約3年半ぶりとなるNegiccoのライブ現場への参戦が、20周年の記念ライブとなりました。しかしその3年半の間に私の病状も進んでしまい、ライブハウスなどのスタンディングが基本の現場には参戦不可能な身体になっていました。幸い、会場が新潟県民会館ということで、椅子席であるために参戦可能となりましたが、ホールでももちろんスタンディング有りなので、ステージが見えないのがデフォルトであろうと覚悟していました。
ライブ当日、自宅で昼食をとって一休みした私は、午後3時過ぎに家を出ました。物販は既に始まっている時間でしたが、物販列に長時間並ぶという行為を私の身体は許してくれないので、少しゆっくりのスタートとなりました。最寄りの越後石山駅からちょうどこの時間に走っている越後線直通の電車の乗って白山駅まで行きました。そこから駅前にいるタクシーを利用しようと思ったのですが、その日が日曜日だということを失念していました。タクシーは一台も待機していませんでした。仕方ないのでスマートフォンでタクシーを呼び県民会館まで向かいました。
県民会館の建物の中に入ると冷房が効いていて過ごしやすさに感謝でした。予想通り物販列は長蛇の列になっており、グッズ購入まで1時間前後はかかりそうなので並ぶことをあきらめた判断は正解でした。まだ空きのあったベンチに座り会場になるまでひたすら待機することにしました。暫くすると入場列が出来始めましたが、入場までの時間を立って待つことは困難なのでまだまだベンチで待機。入場列がなくなってから入場すればよいのです。座席は指定席なのですから。ベンチで待機しているうちに流れ始めた入場列が進むにつれて、ご無沙汰していたオタ仲間とも挨拶を交わすことが出来たのはラッキーでした。
さて、入場列がなくなってようやく入場すると2階席のセンター列の通路寄りの席に座りました。この席が実に運の良い席だったのです。席について暫くしてから分かったことですが、私の前の席は関係者の招待客専用のエリアだったようで、私が心配していたライブ中のスタンディングがなかったため、ライブ中ずっとステージが見えていたのは最高でした。
そしていよいよライブのスタートです。
-band member-
sugarbeans keyboard / bandmaster
末永華子 piano / chorus
千ヶ崎学 bass
設楽博臣 guitar
岡本啓佑(黒猫チェルシー) drums
高橋結子 percussion / chorus
永田こーせー sax
真砂陽地 trumpet
前田大輔 trombone
今回のライブはバックバンドが特に充実していたように思います。ツインドラムスというかパーカッションが打ち出すリズムの重厚さは最高でした。同じくツインキーボードの存在感も効果的で、凄腕のギター、ベースが紡ぐラインと、いつもながらのネギホーンズ達の賑やかしも欠かせない存在でした。そしてそれら全てを従えたNegiccoの歌声が素晴らしすぎました。
全員がソロ活動を経験したこともあり、それぞれの歌声が進化を遂げていたのです。特にかえぽは歌声の安定感が大幅に向上し、自信を持った歌唱はNegiccoをリードしているかのようにも感じられました。一時は歌唱の不安定化が心配されたぽんちゃもほとんど回復し、特徴あるスキャットヴォイスは一部進化を聴かせてくれました。もちろんNao☆ちゃんの安定感は変わりなく、表現力には深みを感じさせてくれました。
歌唱の間に挟まれるMCはいつも通り通常営業のNegiccoでした。これだけは結婚し、出産を経験しても変わらないですね。これもまたNegiccoの素晴らしさです。
<セットリスト>は後日追加します。(したいです)
ステージのセットや照明も過去一番の豪華さで、本当にサポートしてくださったサトウ食品さんに感謝です。特にステージ中央後方の情報にセットされた円形の大スクリーンには、常にパフォーマンス中の3人の姿を中心に映像が映し出され、後方の席のファンにも優しい設計になっていました。またこの画面にはネットで募集されたファンの描いた画像が紹介されました。おそらくすべてを紹介するため高速になってしまっていましたが、画像を送ったファンには素敵な思い出になったと思います。ライブの終盤にキャノンで20周年ライブのタイトルが印字された銀テープが射出されましたが、そのうちの1本がぼうっとしていた私の胸にあたって跳ね返り、開いていた手のひらに収まりました。奇跡のようなNegiccoからの来場プレゼントだと思って大事にさせていただきます。
そしてアンコールラストの「圧倒的なスタイル」ではさすがに前の席の方も立ち上がってラインダンスを踊っていましたが、私は残念ながらこれもパス。ラインダンスなどしたらバランスを崩してひっくり返ってしまうこと必至です。参加することができずざんねんでした。
ライブ中のサプライズ発表では来年の正月のサトウ食品鏡餅のCMをNegiccoが担当することが発表され、CM本編とメイキング映像が特別に公開されました。ライブ終了後は退場の際にサトウの切り餅いっぽん(3本入り)がプレゼントされました。サトウ食品さん改めてありがとうございます。
ライブ終了後は臨時バスに乗って新潟駅へ出て、JRを利用して帰宅しましたが、ライブのダメージは思っていたより身体を虐めていたようで、風呂の火を点けたのにその後の記憶がなく、目が覚めたら翌朝9時半でした。ソファーに横になってテレビを見たまま寝落ちしてしまっていたようで、エアコンが入ったままでシャツ1枚という状態でしたが、幸い風邪を引いた様子はなく湧いたままだった風呂に入って暖まりました。これが朝風呂の初体験となりました。
ということでこれをもって私の20周年ライブが幕を閉じました。