アルビレックス新潟VS湘南ベルマーレ

 新潟スタジアムビッグスワン)をうめた4万人のサポーターが待ち望んでいた瞬間が後半83分に訪れた。
FW船越のヘディングしたボールは見事にゴールに吸い込まれる。
昨年アキレス腱断裂で戦列を離れ、8ヶ月ぶりにゲームに復帰して3戦目のゴールにスタジアムが揺れました。
この試合、先日の川崎戦のカードラッシュにより、マルクスファビーニョ、深澤、安の主力4選手を出場停止で欠くという緊急事態。
栗原、上野のFWという初の布陣で臨んだものの、攻撃力のダウンは否めず、前半は押し気味ではあるものの決定機を作ることが出来ず、後半に入ると逆に湘南に押し込まれることが目立つようになりました。
それでも、湘南の攻撃陣が1枚だけだったため、決定的な失点のピンチを迎えずにすんでいました。
そんな状況の後半75分に船越が投入されます。
この日の新潟は、セットプレーか船越がらみの攻撃でしか得点できないと考えていましたが、まさに投入の数分後、尾崎の放った絶妙なフリーキックを、相手DFと競り合いながらも負けることなく、見事なヘディングで今季初得点。
終了間際のあまりにドラマティックな展開に震えてしまいました。
昼間の試合で首位の広島がきっちり勝っているだけに、落としてはいけない試合を最高の形で勝利することが出来ました。
次週はいよいよ広島との頂上対決です。主力も全員戻ってきますし、市陸のリベンジが期待されます。