漫画原稿流出事件

 コミックマーケットを始めとする同人誌即売会でのチラシ配りですが、協力サークルが次々と名乗りを挙げているようで、何とか軌道に乗りそうです。
ところが、相変わらずうるさい外野がいるようで、チラシに掲載する流出原稿リストの漫画家全ての確認をとらないと、訴えられる可能性があるそうで、渡辺先生たちの頭を悩ませているようです。
私もチラシの現物を見ていないので、なんとも判断が難しいのですが、特にまんだらけの非難するような文言が載っておらず、作家の意図せざる原稿の流出が発生し、その原稿の行方を探しているという内容と原稿のリストだけであれば問題は無いように思うのですが、どうでしょう。
まんだらけも社長の発言のように、善意の第三者として原稿を仕入れて販売してしまったのであれば、喜んでこのチラシを置いてくれるのではないでしょうか。(関係者の方、読んでおられますよね)
なんといっても日本の漫画文化を担っておられるそうですから。
また、同人誌即売会でのチラシの配布など何の効果も無い、印刷代が勿体無いという方もおられるようです。
今回のチラシ配布の目的は、流出原稿の行方を探すとともに、今回の事件そのものの周知にあるのではないでしょうか。
現在、一部マスコミおよびネット上に限られている情報の流通を考えると、即売会でのチラシの配布は、コスト的にも負担が少ないし、コミケットのように全国からサークル、漫画ファンが集まる場での配布は無駄ではないと思います。
守る会としては、やれることから行っていくのが大切なのではないでしょうか。
私も知り合いの古書店にチラシの件でお願いしています。
了解していただければ、店頭での掲示または蒐集家を中心としたチラシの配布をお願いできると思います。
この日記を読んでらっしゃる皆さんも、古書店に知り合いがありましたら声を掛けてみませんか。
チラシを置いてもらえなくても、この事件について知ってもらえるだけでも良いのではないでしょうか。
とりみきさんの4コマ漫画ですが、事件のことを知っている人にしかわからないネタでしたね。
4コマでは足りなかったのかもしれません。
「創」9月号(8月8日発売)の広告には「さくら出版まんが原稿大量流出事件のその後」という記事タイトルが出ています。