高橋留美子先生の色紙が大量に

 まんだらけの誌上オークションカタログ「まんだらけZENBU」の最新号に高橋留美子先生のサイン色紙が大量に出品されています。
それも同じ日付で、絵柄だけ「うる星やつら」のキャラクターが別々に描かれています。
最近はサインや色紙を書かないことが知れ渡っている高橋先生ですが、今回の色紙が描かれた20年程前は、それほど抵抗なく描いてくださっていたようですが、それにしても大量にとなると余程のつながりがなければ無理でしょう。
それを売りに出されてしまうのですから、描く立場の漫画家としてはたまらないものがあるでしょうね。
それでなくても、高橋先生は現在、まんだらけと原画の返却を求めて係争中でもあり、去る12月18日には東京地方裁判所において、午前中の渡辺先生の弁論と重なる形で、午後に弁論準備手続が行われています。
そのような時期に色紙の大量出品ですから、取引的には問題ないのかもしれませんが、もう少し配慮というものを感じさせてほしいものです。
色紙のスタート価格は5万〜8万円という高値が設定されています。
もし、出品者が一人ということであれば落札時には100万円以上のお金を手することになるわけですが、丁寧に描かれたキャラクター入りの色紙がどこか寂しそうに見えました。