漫画原稿流出事件(なかなか自分を納得させられないこと その2)

 まず、昨日の訂正から。
寝ず見さんの情報によると、紛失した高橋留美子先生の原稿は、「テレカ」の原画だとか。
それも、小学館は直接関わっていないので手出しできないらしいということで、小学館さんにはあらぬ言いがかりをつけてしまって申し訳ありませんでした。
ただ、ああやって疑問を提示することによって、寝ず見さんのように情報を提供してくださる方が現れるのですから、疑問を呈した甲斐はあったように思います。
高橋先生の原稿が実際は取引されていないのでは、ということは私も感じていました。
あの落札価格の不自然さを見て、知り合いの古書店主とも話していたのですが、高橋先生側から何らかのアクションがあって、まんだらけとして取引を成立させるわけに行かず、かといってそのようなクレームがあったことも明らかにすることは出来ないので、あのような形になったのではないでしょうか。
まあ、真実は分かりませんが。
さて、その上で納得できていないことなのですが、紛失したのが「テレカ」の原画であるとか、グッズ製作のどの段階で紛失されたのかが、噂としてしか流れてこないことです。
情報が中途半端なんですね。
もちろん、原画がオークションに出品されていることからも分かることですが、「紛失」ではなく「盗難」だからこそ、そこの部分が明らかに出来ないのかも知れませんね。
さくら出版社長の西池氏のことについてもそうです。
現在も他の雑誌の編集に携わっているなどという、実にあきれ果てた情報がありましたが、もし本当であれば最低限でも、漫画家の皆さんの間にはその雑誌の情報が何らかの形で浸透するようでないと、同じような悲劇が待ち構えているのではと不安になってしまうのですが。
心配ばかりで何も出来ない自分の無力さが歯がゆいですね。