対まんだらけ裁判控訴審始まる。

渡辺先生のサイトで報告がありました。
http://www.kageki.net/kageki2/contents/news.htm

控訴審第一回口頭弁論結果報告−

●11/9は控訴審の第一回期日で、控訴人(まんだらけ)から控訴状と控訴趣意書の
陳述がありました。
これに対して、次回期日(12/9)までに当方から反論の答弁書を提出します。
裁判所からは相手方(まんだらけ)に対して、原稿買取時の状況などをもう少し
具体的に主張・立証するよう指示があり、相手方も追加の主張・立証をすると
思われます。
また、和解の可能性も確認されましたが、相手方は、今後の実務にも影響が
あるので、判決によって原稿買取時の基準を示してほしいとのことで、和解に
応じる意向はないとのことでした 。

原稿買取時の状況を明らかにするということは、元さくら出版社長の西池氏本人が5回に分けて、大量の漫画原稿をまんだらけに持ち込んだという、誰が見ても普通ではない取引の状況が明らかになるということですね。
和解せずに原稿買取時の基準を明確にしたいということについては賛成です。今回のような大量持込の場合は、常識で判断すればどのような行動をとるべきかは明白だったわけですが、単発少量の持込の場合の判断基準を明確化することは原告被告双方にとって望ましいように思います。