新潟にプロ野球球団設立について その2「県知事選挙について(1)」

池田氏は県知事選挙に立候補しているある候補者の選対本部長になっています。
池田氏が選挙に係わるのはこれが初めてのことではなく、NSGグループとして、前アルビレックス新潟後援会会長の故真島一男参議院議員、故近藤元次参議院議員吉田六左ェ門衆議院議員吉川芳男参議院議員や長谷川義明前新潟市長をはじめ、県会議員選挙や新潟市会議員選挙でも特定候補の応援を行なってきました。
それ自体は企業人としての行動としてなんら問題のあることではありませんが、今回はNSGグループの理事長という肩書きではなく、アルビレックス新潟の社長の肩書きを前面に押し出してしまいました。また選挙戦告示当日の出陣式ではアルビレックスチアリーダーズの動員すらかけてしまいました。これはやり方としてはまずかったのではないでしょうか。池田氏アルビレックス新潟の社長ではあるもののオーナーではありません。特定候補の応援を池田氏が応援することに反対するものではありませんが、あくまでNSGグループの理事長として係わるべきであり、アルビレックス新潟の名前を利用することには慎重であって欲しかったと思います。そのあたりはサポーターの気持ちを読み違えているのではないでしょうか。
ただ一方で、スポーツと政治・行政というものは本来別のものであることが理想でしょうが、スタジアムや球場の建設費が一企業に賄えるものではなく、公共事業としての要素を持つ現実を考えると、スポーツと政治の結びつきを頭から否定するわけにもいかないでしょうし、その必要もないでしょう。実際にワールドカップの誘致、ビッグスワンの建設に関しては、アルビの初代後援会会長でもあった故真島一男参議院議員や、吉田六左ェ門衆議院議員の活動が大きな力になったことは言うまでもありません。
また、ビッグスワン新潟県の施設であることを考えると、県知事の選出に係わって影響力を発揮したいと考えるのもまた自然のことと思います。
で、池田社長が今回の選挙応援に何を期しているのかを考察したいのですが、それは明日以降にしたいと思います。