アルビレックス新潟 2−1 大分トリニータ

時折り吹雪の舞う中で行なわれたホーム開幕戦。私はテレビ観戦でした。
前半早々の決定機を外してしまったアルビでしたが、29分にほぼ同じシチュエーションで、サイドを突破したエジミウソンからのグラウンダーのクロスに中央の上野と左サイドの鈴木慎吾が反応、上野はキーパーと交錯しシュートに至りませんでしたが、こぼれた玉を左サイドから上がってきた慎吾が落ち着いてゴールし先制。
ところが前半のロスタイム、大分マグノ・アウベスに個人技でPA外からゴール右上へのミドルシュートを決められてしまいます。
後半65分、エジミウソンの右サイド突破からのチャンスで得たコーナーキック。慎吾の左足がファーサイドへ蹴りだすと、エジミウソンが反転してシュート、GKが弾いたボールをつめていた海本(兄)がゴールへ蹴りこんで勝ち越し。
しかし、78分にそれまでもいい動きを見せていた大分阿部のドリブル突破を、PA内側で慎吾が倒してしまいPKの判定。マグノ・アウベスが蹴ったボールをアルビの守護神野澤が止めてくれました。
その後ロスタイムにもマグノ・アウベスのゴール至近距離からのシュートがバーに弾かれるという、心臓に負担のかかるような大分の波状攻撃をなんとかしのいで初勝利を得ることが出来ました。
今日の試合で出来が良かったのはエジミウソンと寺川でしょう。エジミウソンのサイド突破とグラウンダーのクロスは、もう2点追加していてもおかしくないくらいの決定的なものでしたし、寺川の豊富な運動量は広いエリアをカバーしていました。ただ、どんなクロスでも相手DFに当ててしまうのはデフォルトなんでしょうかね。
守備陣ではゴール前の攻防でボールに集まりすぎるのが気になりました。ゴール前に密集してしまうために、大きくクリアすることが出来ずにこぼれ球が相手方に出てしまうと実に危険な状況です。改善が必要でしょうね。
ともあれリーグ戦は3週間のお休みで、来週から2週間はナビスコカップです。その間は9位という上位半分の順位(なんと首位とは勝ち点わずか1差)を維持できるわけで、大きな1勝となりました。