アルビレックス新潟 2−1 ガンバ大阪

前半終了間際にガンバ遠藤ボレーシュートがたびたび好セーブを見せてきたアルビGK北野の股の間をすり抜けて先制されるものの、2分後のロスタイムに右サイドのエジミウソンがゴール正面のルシオ・リシャルデスにパス。ガンバDFともつれて倒れながらもつま先で蹴りだしたボールを、飛び込んできたシルビーニョが豪快にシュート。ガンバGK松代が反応してボールを弾くものの、ボールは角度を変えただけでゴールネットに突き刺さりました。先制されはしたものの前半終了直前に追いつくという流れとしては悪くない展開でした。後半はガンバに押し込まれる時間が長くなり、ディフェンスラインも下がり気味、相手ボールへの厳しいチェックも出来ない時間帯が続きましたが、それでもゴールを許さないのは千代反田加入と永田の復活により層が厚くなったDF陣のおかげかもしれません。また、アルビの攻撃陣も自陣深くで守備をしていたかと思えば、ガンバ陣内に素早いカウンター攻撃を仕掛けるという豊富な運動量を見せていましたが、それが効を奏したのか後半30分を過ぎるとガンバ陣内へ攻め込むシーンが連続するようになり、ショートコーナーから田中亜土夢が逆サイドにクロスを上げ、千代反田が頭で折り返したボールを、逆サイドに降られたことでDFのマークが外れた矢野がヘディングシュートでゴールにぶち込み逆転。まるでバレーボールのクイック攻撃のような攻めでしたね。そのままロスタイムまで選手交代せずに集中力が切れなかったアルビの勝利となりました。GK北野も何本か神懸りなセーブを見せてくれましたし、攻撃陣もコンスタントに2得点できるようになってきてバランスの取れた試合が出来るようになってきたのが素晴らしい。これでリーグ戦3連勝で勝ち点も11と開幕当初の予想よりも大幅に上回る好成績ですが、ちょっと出来すぎな感じで怖いくらいです。