篤姫 第12回(昨夜放送分)

篤姫宮崎あおい)の江戸出立の日が近づくと家中の者たちへのお披露目が催され、久しぶりに今和泉の家族とも対面できたものの立場の代わった彼女には家族として振舞うことは許されずに寂しさを覚えます。尚五郎(瑛太)を前にしたときには、遂に感情がこみ上げて涙をこぼしてしまうのでした。そんな篤姫を不憫に思う斉彬(高橋英樹)のはからいにより、旅立ち間近のある日今和泉家の家族と水入らずの時を過ごすことになりました。斉彬のはからいは見事でしたが、実の家族の語らいは形式を全部取り払ってしまったものでいささか甘すぎたような気もします。また忠剛(長塚京三)が倒れてしまうという演出も余計だったのではないかという印象でした。薩摩を旅立った篤姫は京都に立ち寄って九条家の養女となり徳川家に嫁ぐ形となりますが、江戸で篤姫を待つ斉彬の正妻・英姫(余貴美子)が実に怖そうで江戸篇が実に楽しみです。それにしてもどこかに出ていたはずの吉高由里子を見つけられなかったのが残念です。